先日、遅刻しそうになり、「自転車だと間に合わない!」ということで、
朝、慌ててタクシーに飛び乗った。
会社に着いて、支払いをしようと財布を開けると、現金がない。
「すみません、カードで良いですか?」
というと、「いいですよー、あ!でもサインしてもらうボールペンがないかも…」
というので、「私、持ってますよ~。」と自分のボールペンでサインした。
「もし次に乗せた方もカード支払いだったら、ボールペン必要でしょうから、これどうぞ」
とボールペンを運転手さんにあげると、「ええ!ホントにいいんですか?!」とずいぶん恐縮されたが、、
「会社に行けば、いくらでもボールペンあるんで大丈夫です!」
と押し付けるようにボールペンを渡し、下車。
そのまま、会社のビルの中にあるコンビニでジュースを買おうとレジに並んでバッグから財布を出そうと
したら…ない!
どんなに探ってもない!
タクシーを降りた場所から、コンビニまでの間に落としたのかも…と、戻ってみたり、
ビルのエントランスにいるドアマンに聞いてみたりしたが、やっぱりない…。
こりゃタクシーの中だな~、とタクシー会社に電話しようと思ったが、
財布の中にレシートもすべていれたまま、タクシーの中に忘れたっぽく、手がかりがない。
とりあえず同僚にも手伝ってもらい、大手タクシー会社に片っ端から電話し、
もし落し物が届いていたら、連絡してください、とお願いして電話を切った。
ひと段落して、手伝ってくれた同僚が、「もう一回、エントランス行ってみようよ」というので、
「…絶対ないよ…」と思いつつも、とりあえず行ってみると…
ん?見覚えのある人が、ドアマンと話しているじゃないか!しかも私の財布を右手に持って!
「うわああああ、それ私の財布です~!!!」
聞けば、運転手さん、後部座席の私の財布に気づいてすぐ、会社まで届けに来てくれたそうな。
ホント、助かった、感謝。