いよいよ2020年東京オリンピックのチケット抽選の申し込みが始まりました。
このブログにも再三書いてきましたが、私の目標の一つに東京オリンピックの観戦に行くということがあります。
がんという病気に罹った方には共感していただけるのではと思いますが、自分の人生の残り時間を月単位~年単位で意識させられるようになると、オリンピックのような四年に一度の節目のイベントへの思い入れが病気になる前には想像できなかったくらい強くなりがちです。

ましてや腎盂・尿管癌はアグレッシブな性質の癌にも関わらず治療が手薄で、ステージ4ともなると1,2年以内に不幸な転帰というのが大半のようです。
私もその例に漏れず術後まもなくの再発治療の経過を見ている最中のため、2020年夏の東京は近いようでとても遠いです。

妻と新聞の東京五輪競技日程のページを見ながらどの競技のチケットを申し込もうかとああでもないこうでもないと話し合っていたのですが、本当にその頃まで生きているのかと改めて考えてしまいました。
メディアが喧伝する浮かれたムードから取り残されたようで少し寂しいですね。
がんになるということはこういうことなのでしょう。

さてチケットの抽選申込の締め切りは5月28日。
どの競技を申し込むのかもう少し迷ってみたいと思います。