明日からいよいよ入院です。
局所再発の根治を目指して化学放射線療法に入ります。
放射線治療を受けながらのシスプラチンの連続点滴と、副作用を考えると空恐ろしいですが頑張ってきたいと思います。
シスプラチン投与は朝から深夜まで続くいつものパターンで、主治医いわく「GC療法のday2が5日間続く感じ」とのことなので今からとても気が重いです。

2017年10月以来、術前の抗がん剤で5回、手術で1回、術後の抗がん剤で3回とこれまで計9回、120日程度も入院したため入院自体は慣れっこです。
今回でなんと10回目になってしまいました。
抗がん剤は通いで治療することが多くなっているようですが、GC療法は副作用が強く腎臓にダメージを与えるシスプラチンを結構な量で使うので入院治療が必須です。
毎回のように副作用で食事が摂れずに大変な思いをしました。
今回は放射線治療が加わるため副作用が読めないですが、また食べられなくなってしまうことが予見できるためごま塩やお茶漬けの素や佃煮など何とか食べられるようにするグッズも完備で行きます。

ここ数日間は入院前までに済ませておきたいことをするのに忙しかったです。
仕事については法定調書、給与支払報告書、償却資産申告書などの電子申告の準備や、癌闘病中で雲行きが怪しくなってきた顧問先の社長さんの今後の経営についての算段を急いで付けたり、個人の確定申告に向けての段取りを付けたりと忙しかったです。
入院中の仕事のためにレンタルwi-fiも用意しました。
「治療しながら働ける」と対がん協会のCMでは言っていますが、抗がん剤を「点滴しながら働ける」ながらワーカーを今回も目指しています。

また神頼みもしました。
神田明神に年始の商売繁盛と治療の戦勝祈願へ、パワースポットと噂の寒川神社に八方除けの御参りに行きました。
寒川神社にはドライブがてら初めて行ったのですが、霊験あらたかな素晴らしい神社でした。
八福餅という赤福のような名物をお土産に買いました。


お守り、お札、祈祷、土産物などこれだけ神様に課金しているのだから少しはご利益があってもいいのではないかと期待しています。

ニューイヤーコンサートにも行きました。
やはり生で聴くオケは良いものです。
定番のアンコールのラデツキー行進曲は盛り上がりました。
また来年も手拍子をしに行きたいです。

成人式では知人たちがお嬢さんを連れて晴れ着姿を見せに来てくれました。
つい最近まで小さかったと思ったのに、あっという間に大人になってしまいますね。

美味しいものはこれが食べ納めということで、行きつけの蕎麦屋に行ったり鰻を食べたりしました。
また寛解祝いの前祝いと称して今朝妻が赤飯を炊きました。
なんでも夢に神様が出てきて半紙の上に塊を載せて「もう癌は出たから大丈夫」と言っていたそうです。
方々に神頼みをし過ぎたせいでどの神様かはわかりませんが、今のところいぼ取りの神様説が我が家では有力です。

入院前の日々は慌ただしく過ぎていきます。
これから荷造りと最終確認です。
明日は入院手続き後、放射線科でリハーサルがあり、化学放射線療法自体は明後日からスタートの予定です。
せっかく手に入れた根治のチケットなのですから頑張ってきたいと思います。