遅ればせながら新年あけましておめでとうございます、
今年もよろしくお願いいたします。
正月休みは今日で最終日。
明日から私の事務所も仕事はじめです。

今年の年明けは八ヶ岳の別荘の庭で星を見ながら迎えました。
だいたい獅子座が昇りきってちょうど木々の間から見える頃合いに年明けを迎えます。
山の麓から遠く除夜の鐘が響き、花火の音が聞こえるのが合図です。
流れ星をひとつ見ました。
オリオンとすばるの間を縦に長く流れました。
願い事をする間もなかったですが良いことがあればいいなと思います。

初詣にも行きました。
参道はすごい人出でした。

今年は怖くておみくじが引けませんでした。
悪いくじを引いたらきっと次の治療に入る勇気がなくなってしまいそうなのでやめておきました。

神社の入り口横の小さなほこらがふと気になって足を止めたところ、どうやらローカルないぼ取りの神様のようでした。
いぼとがんは厳密に言うと全く別ものですが、これも何かの縁ですし、腫れもの繋がりということでお参りをしておきました。
立札に書いてある通りに小石を供えてお祈りをしました。
いぼ取りの神様がサービスでリンパ節のがんもころりと取ってくれればと思います。


元旦の夜更けに今年最初の雪が降りました。
外に出て雪の結晶を観察しました。

自然の造形美にただただ感動です。
一つ一つの結晶が自然法則に従って上空で育って落ちてくると考えるとロマンがありますね。

朝目が覚めると一面の銀世界でした。

雪の庭を眺めながら飲む山の地下水で淹れたコーヒーは何よりのごちそうです。

箱根駅伝とラグビーを見て家族とゆったりと話をしました。
特別なことは何一つしていませんが、何でもない正月こそが一番の幸せなのだとしみじみと実感しました。

その後東京に戻り、親族や知人に新年の挨拶回りをしたり、仕事をしたり、アマゾンプライムで映画を見たり、年賀状を読んだりして過ごしました。
いただいた年賀状を読むのは毎年とても楽しみにしています。
その中で一言「闘病中です」と書き添えられた年賀状が目につきました。
元顧問先の社長さんで、廃業と共に年賀状のお付き合いになっていた方からのものです。
心配になり電話をしたところ、何とがんの治療をしているとのことでした。
私もステージ4のがんでこれから新しい治療に入るところだと言ったところ、がん仲間ということで大いに話が盛り上がりました。
私と癌種は違うものの同じステージ4で、最近化学療法を始めたばかりでもうすぐ一番最初の効果判定をするそうです。
年齢的にもういいかなと思ったものの、もう少し治療を探して頑張ってみたい気持ちもあるとのことなので、セカンドオピニオンをお勧めしておきました。
最近立て続けにセカンドオピニオンに行ったおかげで詳しくなっていたこともあり、お役に立てたみたいで良かったです。
がんのことを話すならやはり同じがん患者、できればステージ4の話は同じステージ4の人とするのが一番気楽でいいようですね。
かつて経営者として尊敬し、沢山学ばせていただいた知的でエネルギッシュな社長さんです。
きっと納得のいく治療を見つけてがんとの戦いを繰り広げてくれるのではと思います。


明日から私の2019年が本格的に始まります。
2,3月の確定申告の繁忙期や化学放射線療法に向けて準備万端で臨みたいと思います。