旧暦十月十日から十七日まで、日本中の神様が出雲大社に集まって会議をすると言われています。
そのため十月は神がいない月ということで神無月というのは有名な話ですね。
しかし出雲では神がいる月なので「神在月(かみありづき)」といい、出雲大社ではその間神在祭(かみありさい)が開催されています。

神頼みするならば全国津々浦々の神様が全員そろっているこの機会に済ませるのが一番効率がいいということで、昨年の神在祭には家族が私の名代で出雲大社にお参りと病気平癒の祈祷に行ってきてくれました。
ちょうどファーストラインのGC療法2クール後のCT撮影をしたあたりでした。
この効果判定でもし効果が見られなければ手術の可能性が消え、しかも薬物療法が尽きて一気に追い詰められてしまうという崖っぷちで、神頼みでも何でもしたいという状況でした。
神様が何とかしてくれたのかはわかりませんが、幸い効果ありということで手術に向けて治療を続けることができました。

今年も再発疑いということで、また神頼みをしに家族が神在祭に行ってきてくれました。
私の名代として昨年と同様、入院のお供のペンギンが行ってきました。


夜神楽祈祷という夜の祈祷に行ったそうです。

お札とお守りです。
ばっちり守ってくれることを祈って神棚に上げました。

また、私の事務所の商売繁盛も祈祷してきてもらいました。
ちなみに商売繁盛の祈祷料は経費にすることができます。

神様がいるかどうかは別として、祈りや願いのために何かを拝みたいという気持ちは間違いなく存在していますので、その受け皿としての寺社仏閣というのは現代においても重要な役割を担っていると思います。
本来ならば形を持たない祈りや願いを形のあるものや行為に変換してくれる装置なのです。

今回も何とか乗り切れることができるよう頑張りたいです。