今日は高校のクラス会でした。
毎年この時期に集まるのが恒例となっています。

早めに会場に着いたので庭を散策しました。
紅葉は残念ながらまだでした。

滝がすごかったです。

昨年のクラス会はちょうど抗がん剤治療第二クール目の三回目のゲムシタビン投与の翌日でした。
副作用の微熱があり倦怠感が強かったのですが、これが最後かもしれないと思い必死の思いで参加したのを覚えています。
風邪を拾わないようマスクを厳重にして行ったのが印象に残っています。

今年もこうして参加できるとは当時は想像もできませんでした。
ファーストラインのGC療法二クール後のCTで効果なしと判定されたら当時はもう後がなかったからです。
今はセカンドラインが出てきたので随分状況が変わったものだと思います。

今日の会はなごやかに過ぎ、昔話や近況報告に花が咲きました。
こうして元気に参加できるのは本当にありがたいことです。
残念なことにこの一年で昨年集まったメンバーから一人鬼籍に入ったクラスメイトがいました。
意外だったので驚きました。
こうして一人一人減っていくのが歳を取るということなのかと思うと寂しい限りです。

会場は高層階だったため窓から建設途中の国立競技場が見えました。
それを見て「私を含めてがん患者はだいたい東京オリンピックを目指して頑張っている」という話をしてきました。
2020年、すぐのようで私にとっては遠い目標です。

ともあれ今日はよい一日でした。
来年も今年と変わらず元気に参加できるよう頑張りたいです。