昨夜まで一泊二日で八ヶ岳の別荘へと遊びに行ってきました。

黄金色に染まる稲穂や赤く色づいたトンボたち……八ヶ岳山麓には一足先に美しい秋が来ていました。




あいにくの天気かと思いきや、好天に恵まれ八ヶ岳を眺めることができました。

今年の秋はキノコが豊作のようで、庭に何種類もの見たこともないキノコが生えていました。
毒があると困るので手を出しませんでしたがこれほど大量に生えていたのは初めてです。

農協には地元産の色とりどりの果物が並んでおり、シャインマスカットやナガノパープルなどのブドウやリンゴ、ナシなど実りの秋を堪能してきました。
バーベキューでは〆にサンマを焼きました。
脂が乗って美味でした。
暑くもなく寒くもなく外で食事をするには良い気候で、秋を満喫することができました。

出先では黒竹の花が咲いているのを見つけました。

イネ科だけあって穂のような花です。
120年に一度だけ一斉に花が咲くそうです。
次に咲く頃は私の知る人は誰一人としていないと考えると、何だかとても感慨深かったです。
人の死亡率は100%、どんなに頑張っても120年を超えることはできません。
再発がん患者のたしなみとして一つ一つの季節を大切に……などと考えていたのが途端に馬鹿馬鹿しくなりました。
雄大な自然の営みのスケール感と比べるとものの数年など誤差の範囲。
大した違いはありません。
そもそもがんであろうがなかろうが人の一生など自然にとってはまばたき一つ分も違わないのです。
長いか短いかを気にすることは大して意味がないことのように思えます。
このように都会の喧騒を離れて大自然の元へ来るといつも新しい発見があります。
やはりもう少しまめに訪れたいなと思いました。