明日は月初めの全体ミーティングです。
涼しくなるにつれて業務が増え繁忙期に突入しますので、スタッフ一同気を引き締めて業務を確認しなくてはなりません。

明日から新しい仕事用の鞄を下ろします。
ずっと下ろすタイミングを図っていた大事な鞄です。

実は昨年10月の抗がん剤治療のための初めての入院中に、誕生日プレゼントとして息子夫婦から受け取ったものなのです。
一年生存率50%、二年生存率10%という厳しい数字を突き付けられ、効くかどうかもわからない抗がん剤が始まったばかりで不安で仕方ない時期のことでした。

正直もう仕事には戻れないのではないかと思っていた節もありましたので、わざわざ仕事用の道具をプレゼントするなんてと当初は困惑しましたが、「絶対に戻ってこい」という息子夫婦なりのメッセージだと受け取り、復活の暁にはぜひ使おうと大切にしまっておいた鞄です。

実際に治療が始まってみるとこれまで通りの日常が続いていて、どの時点をもって復活というのか判断に困るところがありました。
この先何があるかまだわかりませんが、とりあえず治療を一通り終えた時点の節目で使うことにしました。

2017年9月末の腎盂癌ステージ4の確定診断からもうすぐ一年です。
この一年を振り返って、学んだことやもっと早くに知っておきたかったことなどをまとめてみようかなと思っています。