本日未明のワールドカップ決勝トーナメントの日本ーベルギー戦、すごかったですね。
個室であることを幸いに午前3時に起きて観戦しました。
スマホをスピーカーホンにして自宅のお茶の間と音声で繋ぎ、一緒に盛り上がりました。
午前3時キックオフと超早朝の中継だったにも関わらず、日本代表が得点するたびに歓声が他の病室から響き渡ってきました。
しかも複数からです。
皆さん見てらっしゃるのですね。
静かなはずの深夜の病院に歓声が響くというのもワールドカップならではだと思います。
世の中で最も元気のない人々が集まっている場所でもこの熱狂ですから、本当に皆さんが熱くなれた試合だったのだと思います。
スポーツの力と可能性を実感させられました。

肝心の試合ですが、実力から見て0-5で負けると思っていたので2-3まで戦えたのはとても意外でした。
乾を起点に柴崎のスルーパスを撃ち込んだ原口の一点目はきれいな崩しが決まりすごかったです。
タメを作ってからシュートした原口の度胸は素晴らしいです。
二点目の香川の難しいトラップが起点となり乾が無回転を撃つ流れは何とも美しいゴールで、この二人はやはりワールドクラスだと世界中が認識したのではと思います。
攻撃だけでなく柴崎、原口、昌子、酒井、吉田とディフェンスにも光るものがありました。

課題も沢山ありました。
しかし何故負けたかを検証するよりも、どうして0-5で負けず2-3まで迫れたかを検証した方がベスト8進出の近道になるような気がします。
何が足りないのかよりも何がうまく作用してここまで粘れたのか…個人的には柴崎、乾らのリーガエスパニョーラで鍛えられてきた個の力もあると思います。
これからもヨーロッパサッカーのエッセンスを輸入しながらどんどん進化してゆくことを期待せずにはいられません。

できれば次の大会も見たいと思わせるくらい悔しい敗戦でした。
4年後の大会は2年生存率10%という腎盂癌ステージ4の身にはだいぶ無謀なチャレンジです。
頑張って生き残ります!