つくづく思います。

 

近年のホーリーホックって、とにかくコア層重視なんだな、と。

 

冒頭のツイートで触れたとおり、

 

クラブは来季の新体制発表イベントを「有料」で実施するとのことですが、

 

果たして、それって集客アップにつながるんでしょうか?

 

私自身、今季はここ十年来で初めてスタジアム観戦「0」と相成りましたが、

 

従来行われていた無料のファン感イベントがなかったがゆえ、

 

新シーズンを迎えるにあたり、関心が高まらなかったというのが大きな要因だったように感じています。

 

小島社長は、常々「クラブの価値向上」を重視し、

 

無料招待券を乱発した沼田社長のスタイルを否定してやみません。

 

もちろん、母体となる企業を持たない清貧クラブにとって、収益増は重要な課題であり、

 

小島社長の経営手腕によって、財務基盤は着実に強化されているのは事実。

 

しかしながら、クラブを支えるサポーターの裾野が広がらない限り、

 

早晩、ジリ貧に陥るのは避けられない気がします。

 

かつて、AKB前監督は、サポーターを「ファミリー」と称していましたが、

 

そこには分け隔ては感じられず、自分もその一員であるという認識を持っていました。

 

一方、語弊があるかもしれませんが、小島社長のいうファミリーって、

 

サポクラはもちろん、シーパス購入は大前提で、

 

年に何枚もオーセンティックのユニフォームを買い、

 

クラファンを求めれば、嬉々として応じる。

 

そういったコアサポ限定のように感じられてなりません。

 

でも、現実問題、娯楽が多様化した現代社会において、

 

一点集中で「沼にはまる」人なんて、そう多くはないでしょう。

 

マーケティングの観点から、ターゲットを絞るという手法は否定はしませんけど、

 

今のクラブのやり方では、新規のファン層を開拓するのは極めて困難だと確信します。

 

成績がふるわず、期待値がだだ下がりの現状において、

 

おそらく、大幅に選手が入れ替わるであろう新チームのお披露目を、

 

わざわざ金を払って見に行こうという「にわかサポ」なんて、いやしませんよ。

 

結果、内輪で盛り上がるだけの空疎なイベントになるんじゃないですか。きっと。

 

 

コロナ前、6,000人を超えていた平均観客動員数が、

 

今季は、「新しい観戦様式」が完全撤回されたにもかかわらず、4,000人に届きませんでした。

 

この戻りの鈍さの原因を、クラブがどう分析しているのかは存じ上げませんけど、

 

私は、先述のとおり、当然の帰結であると考えています。

 

はてさて、来季は一体どうなることやら。

 

こぼれ落ちたライト層の端くれとして、

 

クラブの行く末を、生暖かい目で見守っていこうと思います(ФwФ)



(2655番目の興醒め)