Jリーグ創成期から、日本サッカー界の盟主として君臨する鹿島アントラーズ。

 

その輝かしい栄光の歴史については今さら論ずるまでもありませんが、

 

一方で、サポーター団体のガラの悪さが、たびたびクローズアップされてきました。

 

つい先日も、カシマスタジアムで行われたホームゲームで、敗戦に激昂した一部のサポーターが、

 

「勝てない鹿島はいらない」という横断幕を掲出するとともに、警備員と小競り合いを起こし、

 

クラブから入場禁止処分を課されるという騒動が報じられています。

 

水戸サポの私としては、「ああ、またやらかしたのか」くらいの印象しかありませんが、

 

行き過ぎた勝利至上主義というのは、「百害あって一利なし」という思いを抱いてやみません。

 

もちろん、勝負事ですから負ければ悔しいし、愛するクラブの「昇格」や「優勝」を願わずして、熱狂的な応援など成し得ないでしょう。

 

しかしながら、「勝てないからいらない」というのは、どうにもしっくりこないというか。

 

Jリーグ随一の清貧クラブである水戸ホーリーホックは、幾度となくクラブ消滅の危機に瀕した経緯があったからか、

 

「存在するだけで儲けもの」と達観している古参のサポーターが少なくありません。

 

私自身、沼田前社長の下、クラブ経営が軌道に乗り始めた時期からのサポーターですので、ご意見番のような発言をするのは甚だ僭越ですけれども、

 

去年あたりから、敗戦後のツイッタランドで、監督選手への罵詈雑言が悪目立ちするようになった気がしています。

 

察するにそれは、2019シーズンに限りなく昇格に近づいたことから、より勝負にこだわる気質のサポーターが増えた証左なのでしょう。

 

いわば「強い水戸」しかしらない層にとっては、意味不明な凡ミスを繰り返して敗れ去るチームは、不甲斐ないことこの上ないでしょうし、

 

かくいう私だって、凡敗のあとは不平不満や愚痴の類をこぼすのはよくあることです。

 

ただそれでも、「○○はやめろ」とか「△△を出すな」などというリスペクトに欠けた暴言を見ると、

 

そこまで言わんでもいいんじゃ、と興醒めしがちなんですよねえ。

 

少なくとも、あまりに殺伐とした雰囲気を醸し出していては、ライト層やご新規さまを遠ざけることにしかならないのでは?

 

だって、私とて、今さら「鹿サポ」になろうだなんて微塵も思わないですもん。

 

 

まあ、そんなわけで、明日北関東ダービー最終戦がありますけど、

 

たとえ望まざる結果に終わったとしても、ビッグアイにルッキングでいきましょうや。


異論反論はごまんとあるでしょうけど、

 

あくまでただの独り言ですので、お気になさらず。


…燃やさないでね(笑)

 

 

 

 

 

(2280番目の独白)