雨の一日、何もしたくない日
北海道(オンネトー)滞留
今日は安息日、天気も天気だし。何もしないにはもってこいの日。10時ごろまでテントの中でゴロゴロし、朝飯の為に買っておいたスパゲッティを昼飯とした。食べ終えた後、再び寝袋に包まり寝てしまい、次に起きたのは午後2時。
さすがに、晩飯と翌日の山登りとその後の食料が全く無いし、相方のガソリンも既にリザーブになっているので、雨合羽をウダウダと着込み、阿寒に向けて走り出した。
地図で見るほど、阿寒は近くは無い。道は相変わらず真っ直ぐばかりで、カットブことも出来るがそれでも遠い。阿寒の町に入る入り口の所にGSがあったので、そこでまずガス補給。本当はJOMOカードを持っているので、地図にJOMOのマークがあったのをちゃんとチェックしていたが、どこにも見当たらない。
仕方なく、出光のGSにてガスを入れてもらいながら、JOMOスタンドの事を聞いたら、やはり潰れたのだという。自分の持っているツーリングマップルは3年前のものだが、既にあまり役に立たなくなってきているようだ。
とくにGSに関しては随分と現状と地図の情報に食い違いが今までにも多々あった。阿寒湖畔の民芸品店にて、今回持ってくる筈だった熊避けの鈴を購入。そして、3年前に噂で耳にした「おねだりキツネ生産終了」の真相を確かめるべく、その本拠点の「ポンション人形館」に行って見ると、それが根も葉もない噂だと言う事が確認できた。
店もちゃんとあるし、例の「おねだりキツネ」も店の売り場から溢れんばかりに繁殖している。来週、またここに来た時には去年買えなかった分も含めて、2匹買うつもりでいたので、これで一安心である。
阿寒湖畔の商店街にも、なんとちゃんとしたスーパーがあったのには驚いた。次に阿寒湖でキャンプを張るときにはこれは都合がいい、当然携帯電話の電波もばっちり3本立っている。ここを拠点にして、周辺の観光地めぐりをするには相当使い勝手は良さそうだ。来週に期待が持てる。
買出しも済ませ、最後に観光案内センターで雌阿寒岳と雄阿寒岳の登山ガイドマップを貰った。今回、出発前に2つの山の登山情報を調べたのだが、ろくなものがなく、手ぶらでやって来たのだが、やはりなんの情報もなく山に登るのは心許無い。だが、さすがにここで貰った地図は詳細にコース案内が記述されていて、登山前の情報としては充分に余りある。
キャンプ場にもどる前に、体が冷え切った来たので途中の野中温泉(雌阿寒温泉)にて体を温めた。
友人の9R氏がお勧めしている、温泉場だ。たしかに強烈に硫黄くさいし、僅かではあるがお湯も白濁している。洗い場がないので、洗髪も洗顔も湯船のお湯を使って行う。しかし、源泉が滝のように湯船に流れ込み、溢れたお湯がジャージャーと捨てられているので、不潔感は無い。
露天風呂は、やや温めだが長湯できる適温になっている。ここで北海道らしさを感じたのは、露天風呂が女湯と男湯が仕切り板1枚だけで仕切られていると言う事。だから、こちらが、湯船に浸かっていると、次から次へと内風呂から露天に女性が出てくるのだが、まさに殆ど丸見えなのである。まぁ、年齢についてはあえて細かくはコメントはしないが、夜になったら結構色んな意味で、期待が出来るかも。勿論、露骨にジロジロと見るのはこう言うところではご法度である。さりげなく、「あ、誰か入ってきたのかな?」とチラッと見るぶんには犯罪にはならないだろう。多分。
充分に温まった所でキャンプ場に戻り、またまた昼ね。そして、晩飯。雨は、昨日の夜のような土砂降りにようになることはなく、時折パラパラと小雨が降る程度。このまま、回復してくれて明日の天気が少しはましになってくれれば申し分無いのだが、はたしてどうなることやら。ということで、本日はこれでお終い。