O八月十八日

沓形岬キャンプ場停滞

午前九時 晴れ 沓形岬キャンプ場

本日は利尻山登山の予備日として取っておいた日。予定では礼文に渡って一泊するつもりだったが、ツーリングを始めたころに比べてルーズになってきたのか、余裕が出てきたのか、体力の回復が遅くなってきたのか知らないが、撤収する気になれず、そのまま利尻に留まることに決めてしまった。キャンプ場から少し離れたところにある正六角形のミニビジターセンターは無人で訪れる人も少なく、回りを一周している回廊は惰眠を貪るにはもってこいの場所だった。
 銀マットとラジオ、水、煙草を持ってゴロリと横になる。真っ正面から照りつける太陽の日差しは夏だが風は乾燥していて涼しく、快適そのもの。横を向けば目の前の海では今が盛りの昆布漁と島々を行き来するフェリーの姿。
 あー・・・・・帰りたくねー。

 

画像は利尻富士温泉の駐車場の片隅に留まっていた、初期型のメルセデスベンツ・ウニモグである。

ヤクザが乗る車のイメージが強いベンツはあまり好きではないが、Gクラスとこのウニモグは好きで、宝くじが当たったら買いたい車の一つである。