ストイックに東へ 5.14

今日は寝坊してしまった。4時に目覚ましはセットしておいたのだが、全く聞こえなかったようだ。無理も無い、夕べは11時近くまでPCを叩き、その後夜食を食べそのまま寝袋に飛び込んでしまったのだから。寝つきが悪かった今までと比べて夕べはましだった。20分位はモゾモゾしていたが、パッと明かりが消えるように記憶が無くなった。夜中猛烈な尿意で目が覚め、用をすまし再び横になったが直ぐに記憶が無くなった。
しかし、4時には起きる事が出来なかった。朝飯も、胃のむかつきが治まらなくてお惣菜コーナーで買った、ポテトサラダを半分も食べられずに捨ててしまった。自宅で出された食べ物を残す事はよくある。でもそれは冷蔵庫に仕舞われて翌日には再び自分の前に出される。しかし、連泊しない限り生ものを持って走る事は出来ない。捨てるしかないのだ。これが非常に応える。罪悪感に押しつぶされそうになるのだ。「作った人ごめんなさい、作った人御免なさい」と念仏を唱えるようにして、生ごみポストにサラダを捨てる。何故、半分も食べられなかったかと言うと、残りを食べようとした時に思いっきり吐きそうになったからなのだ。胃がぎゅうっと絞り込まれ、胃液が喉元まで登ってくるのを感じた。完全に胃が食べ物を拒否しているのだ。無理してこれ以上食べたら、今まで食べたのも出してしまう。それならと、思ってやったのだ。
気分が晴れないまま、テント撤収。6時過ぎに起き出した割りには、行動が緩慢でぎこちない。絶不調だ。9時過ぎに出発、とにかくこのモヤモヤ気分を吹っ飛ばすには走るしかない。今の自分にはこれしか出来ない。
1日しか滞在しなかった長崎県を出て、佐賀県に入る。しかし、今日は真面目に移動するので何処にも寄らず、大分県まで走る。主要道、県道、国道と走り繋いで、佐賀県はものの数時間で通過、大分県の湯布院には13時辺りに到着。ここで温泉に入り、凝り固まった体をほぐす。


湯布院の町で買出しを済ませ、そのまま別府市に入る。昨日とは違ってなんともまぁ、味気の無いツーリングだろうか、しかしこれもツーリング。ルーズにプラプラするのは昨日まで、今日はあくまでもサクサクと移動。お陰で、夕方の4時過ぎにはキャンプ場に到着。
まだ、G/Wには遠い、4月の末に来た所にもう一度やってきたのだ。だから、今日も静かである。全開幕営した時は、お客さんがもう一人いた。レンタカーで東京からやってきた人だった。でも、今日は本当に誰も来ないと思う。以前張った場所と同じ所にテントを立て、同じ所に相方を停めた。何となく安心する。天気は曇り、涼しい。明日は晴れるのだろうか・・・

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