ビジホにお泊り 4.30![]() |
全く、なんという天気だ。 フライシートを叩き付ける強烈な雨音に思わず飛び起きた。明け方の4~5時ごろの雨の降り方は半端ではなかった。やはり、夕方の小康状態はこの土砂降りの前のほんの序章に過ぎなかったのか?5時にはテントをでて朝飯の準備をするのだが、外を見るまでも無かった。仕方なく、目覚ましを6時に遅らせ再びシュラフに潜り込んだ。 6時、目覚ましの音で起きる。どうやら静かになったようだ。フライシートの隙間から外を見ると、昨日の夕方のような霧が出てはいるが雨は降っていない。朝飯、ビチョビチョになったテントを畳んで9時出発。起きるのが1時間遅くなれば、出発するのも1時間送れる。えびの高原は結局最初に到着した日だけ晴れ間があったという結果になってしまった。山上では霧と小雨だけだったので、雨具は下だけ履いて走っていたのだが、国分町に入った辺りで本降りになり、再びフル雨仕様に変身せざるを得なかった。 ![]() 国分町から、大隈半島方面へ桜島の周りを半周し国民宿舎「さくらじま荘」にて、まっ茶色のお湯に浸かる。昼飯も同じ建物の中で済ませ、桜島が山頂まで見えないのを確認して、「桜島フェリー」に乗船した。ここの、フェリーは面白い。24時間営業というのも凄いが、乗船手続きは無く、高速道路の料金所みたいなところでお金を払い、そのまま誘導されるように船に乗り込むのだ。 ![]() 15分の船旅を終え、薩摩半島に上陸。南九州最大の都市鹿児島市に入った。ここで、どうするか少し考えた。悪天候の峠は過ぎたはず。屋久島に渡るならあまり先延ばしにしないほうがいい、何故なら5月の中旬には入梅するようなところだからだ。それまでの予定では、薩摩半島に上陸したらそのまま南下して開聞・指宿あたりで遊び、フェリーの時間になったら北上して乗り込もうと考えていた。しかし、その考えは大いに甘かった事が、屋久島フェリーターミナルの看板に書いてある文章で確認できた。 「予約はしていない、先着順で乗船の受付を行う。受付開始は7時半」ということは、下手をすれば徹夜組みも出てくる可能性がある。連休中ここに来てしまったのも計算違いだったが、もうここまで来てしまったら屋久島に渡るしかない。しかし、この都会化された街中で幕営するのは気が引けるし、警察にイチャモンをつけられるのはもっと気分が悪い。ということで、今まで浮かせてきた宿代をここで償却することに決め、急遽電話で港から至近距離にあるビジネスホテルを予約した。 ![]() 観光地のホテルではないので、シングルルームはすんなり取れた。ホテルの人の計らいで、合い方は正面玄関横の車寄せに置かせて貰える事になった。 ![]() ![]() 部屋にもどり、早くも明日の為の準備を始めた。明日の出発は4時と決めていた。だから起きるのは3時くらい。だって、どれ位の人数があのターミナルビルで徹夜しているかどうか分からなかったから。色々準備をしている間に11時を回ってしまった。こう言う時って本当に時間の経つのが早い。これまた久しぶりのベッドにもぐりこみあっという間に記憶が無くなった。 この投稿の関連画像はこちら。 |