九州は第二の北海道だ!4.26![]() |
素晴らしい天気と、ワインディングであった。 雲ひとつ無い青空の下、平日と早朝と言う絶好のタイミングで相方と共に別府を出発。由布盆地を一望に眺める「美幌峠」も真っ青の超高速コーナーの連続に奇声を上げる。道東北19号線もかすむ直線道路を敢えて速度を抑えて疾走しながらメットの中でにやける。(こんな時にこそネズミ捕りが潜んでいるものなのだ)まるで、長野の山岳地帯を髣髴とさせるような見事な稜線の山波が次々と姿を現し、その裾野を巻き込むようにまたも超高速コーナーが現れ、アドレナリンが爆発する。 ![]() 西日本を走るようになって、初めてその潜在的なワインディングの質の高さに驚かされたのは一発目は大山・蒜山道路。 2発目は、隠岐島島後を1周する国道。3発目は秋吉台道路。そして、この「やまなみハイウェイ」噂には聞いていたが、これほど綺麗な道路が九州にあったなんて、聞くと走るとではエライ違いがあるように感じられた。 ![]() ![]() 昼前には阿蘇山中岳近くの「阿蘇登山道路」前に到着。ここから、100円を払えば今正に噴煙を上げている阿蘇山の中核に肉薄する事が出来るのだが、残念ながら本日は火山の活動が活発な為立ち入りが禁止されていた。阿蘇山南部の白水温泉にて一息入れ、近くのスーパーで買出しを済ませ、もう一度登山道路入り口に来て見たが、やはり駄目。 ![]() ![]() 本日の幕営予定地であった、「坊中キャンプ場」は3月下旬から営業とガイドブックには書いてあったのに、実際に行ってみると明後日のオープンと、管理人のおっさんから言われた。それならと、おっさんが教えてくれたのはそこから山一つ隔てた、「阿蘇憩いの村(平成29年現在熊本大地震の影響で閉鎖)」という所のキャンプ場に移動。料金が700円と今まで最も高額な金額なのにも係わらず、実際のキャンプサイトの設備は貧弱の一言。まぁ、他に誰も居ないし静かだからいいとしようか・・・。 明日は、今までの快適ワインディングとは全く趣を替えて、R256という九州山地を真っ二つに北から南まで縦走している超タイトな山岳道路を使って、鹿児島県と宮崎県の県境にある「えびの高原」近辺のキャンプ場を明日の目的地とした。 今日は,思ったとおりのペースで移動する事が出来たが、明日は、南紀のR425、四国のR439と対等に渡り合えるような厳しい道路が待っている。普通の人間なら、迂回をして九州自動車道で一気に南九州まで移動する事はたやすい。しかし、自分自身が天邪鬼であると言う事、狭路パラノイアであると言う事、相方のリヤタイヤのセンターが丸坊主になっていると言う事を加味すれば、この選択はまことにもって正しいものと自分では考えている。 だから、明日は明日で自分なりにワクワクしているのだ。違う意味で。 ![]() この投稿の関連画像はこちら。 |