明日のために 4.25
今朝の「権現崎」は小雨がぱらつく生憎の天気。
久方ぶりに雨仕様に自分も相方も変身して、8時ジャストにキャンプ場を出発。
別に時計を見ながら行動している訳では無いのだが、何故か5時にテントを抜け出し行動をモソモソと始めると出発は7時半~8時の間となる。これが所謂、キャンプモードの状態になっている行動パターンだ。
一昨日の昼からタバコを切らしていたので、国見の町に入って直ぐタバコを1箱買って、その場で一服。
「うんめ~」頭がクラクラする。こんなのが体にいい訳が無い、でもこの感覚がたまらなく良いのだ。
タバコを吸わない人には絶対にわかるまい、この浮遊感。

国東半島南部の丘陵地帯を突き抜けている広域農道「オレンジロード」を一気に走り抜ける。本当に何も無い。眺めも大したことは無い。
タダの走りやすい山道だ。R213に合流し、程なくしてR10に入った。
そして、直ぐに別府市内に入った。今日の幕営場所は別府市郊外にある「志高湖キャンプ場」。その前に、別府温泉の保養センターにてひとっ風呂浴びる。

ここが、また強烈。幾つもの風呂場があるのだが、中でも湯船の底に深さスネの真ん中位まである泥の露天風呂が面白かった。


内風呂にも火山灰を溶かし込んだような湯船があり、いったん浸かると体中灰色の泥まみれになる。
お湯そのものはぬるめなのだが、底にたまっている泥に熱が籠もっていて足を突っ込むとかなり熱い。表にある、巨大な露天風呂も全て底に泥が溜まっている。
こちらは、硫黄の塊のような泥で、湯船の中に腰掛けても泥の層が厚いので体が沈まない。
つまりは、泥の上に座っているような感じだ。これは愉快!
でも、移動しようとして変に足を泥の中に突っ込むと底の方ではやけどする位熱い。
浴室各所に貼り付けてある

「ここは地獄の真上です、貴方は地獄の上に居る事を自覚して下さい」等と、物騒な張り紙が雰囲気満点だ。

九州に行ったらいい話のネタになること請け合いである。
途中のDIYショップで、ホワイとガソリンとマントルを購入。その近所のスーパーで買出し終了。
本日の幕営場所「志高湖CA」はそこから走って30分ほどの所にあった。
今日の天気ならば、欲張って九重高原まで行け無いことは無かったのだが、明日の天気は晴れるということなので、ここは一つぐっとエネルギーを貯めて朝早く出発して、一気に阿蘇のカルデラまで走りぬけるつもりである。だから、今日は早めに幕営して明日に備える事にしたのだ。
キャンプ場利用料は市街地から少しの所にあるにも拘らず200円という良心的なもの。
湖周辺は公園になっていて、自由に人の出入りがあるのだが、キャンプ場利用者以外は車の乗り入れが出来ないので、非常に静かである。

明日は九州上陸後最初のクライマックス「やまなみハイウェイ」を爆走する。

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