昨日,杏ちゃん出演映画,「ヒミズ」観てきました。
杏ちゃん出演と言っても,ウエイトレス役で,10秒程度の出演。
世間一般的には,園子温監督作品でベネチア国際映画祭で主演の二人が最優秀新人俳優賞を受賞した作品,ということなんでしょうね。
さて,杏ちゃん目当てで観に行ったので,出てくるまでは見逃すまいと意識はそればかりで,出てきた後は,そのシーンがしばらく頭の中で回っていて,なかなか作品に集中できませんでした。。。
それでも,原作をあらかじめ読んでいたので,なんとか話の筋は追えました。
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さて,感想なりを。
杏ちゃんのシーン,住田(染谷将太)がレストランに入ってきて,ウエイトレス役の杏ちゃんが注文を取りに来ます。
衣装はHPやパンフで見ていたし,杏ちゃんの声がしたのですぐに分かりましたが,このまま後姿だけで終わるのではと,最初ヒヤヒヤしました。
(ヒヤヒヤする時間も言うほどないのですが。。。)
でも,そのあとちゃんと顔も映って,一安心。
杏ちゃん,深夜のファミレスでバイトしている真面目な大学生風な役作りで,しっかり演じていました。
その間,わずか10秒くらい。
このわずか10秒ほどの役で,映画館まで足を運んで1200円(レイトショー)払って映画を観ようという気にさせるのですから,すごい役者ですね!
それはさておき,なぜこのシーンがあって,ウエイトレス役に杏ちゃんが抜擢されたのか。
正直,あってもなくても作品自体に大きな影響はないと思われるシーンなんだけれど。。。
園監督の作品に出たいという杏ちゃんの強い希望で実現したのか,園監督が何か意図してこのシーンを作り杏ちゃんを指名したのか,そのあたりが気になりますね。
園監督の次回作に杏ちゃんがもっと大きな役で出演が決まっている?なんてことなら嬉しいのですが。
さて,作品全体としては,震災後に脚本を書き換えたということで,津波ですべてが失われた街のシーンなどがたくさん出てきます。
ただ,気になったのは,津波で失われた街の風景に,ガイガーカウンターのガリガリという音を重ねていたこと。
もちろん,津波の被害と原発による被害を象徴したものなのでしょうが,津波で大きな被害を受けた街は海岸沿いの街で,原発の事故による放射性物質が多く飛散してきた地域は原発から北西方向で内陸の方です。
ちょっと違和感があったなぁ。。。
ま,リアリティを追求したのではないのでしょうが。
で,原発事故を描くとなったら,このヒミズを観る前日に,第三舞台封印解除&解散公園「深呼吸する惑星」の第千秋楽のライブビューイングを観たばかりだったので(あまりに感動していっぱいツイートしてしまいました
),そちらの方が,直接的ではないもののうまく表現していたので,どうしても比べてしまって,ヒミズの方が残念な感じを受けたのかもしれないですね。
ただ,震災後に作った作品として,園子温監督も,鴻上尚史さんも,震災を表現したいという表現者としての欲求があり,それぞれの方法で表現したのでしょうね。
で,話は戻って「ヒミズ」ですが,ツイッターでも書きましたが,この作品は園子温監督が震災後の日本に対してエールを送った作品だと感じました。
住田は震災にあった日本,あるいはそこに生きている人を象徴した存在で,茶沢はそこに希望を与える存在(それは観る人によって違うと思うけれど)として描いていたのではないかなと感じました。
そういう点ではうまくまとめているなとは思いましたが,震災後脚本を書きなおしたということを知って観ているからなのか,どうも話がヒミズを書きたかったのか,震災を書きたかったのか,中途半端な印象を受けてしまいました。
これもツイッターでつぶやきましたが,書き直す前の脚本のヒミズも観たかったなと思いました。
さて,何か月かしたら発売されると思われる,ヒミズBlu-ray,買おうかな,どうしようかな。
杏ちゃんは10秒程度だし,特典映像に杏ちゃんが出ることは期待できないし。。。
でも,その10秒のためだけにも,買うんだろうな。
杏ちゃんのシーン,何度もじっくり観たいしな。
やっぱり発売が楽しみです。