こんにちは
taunino です
今日ピックアップするのは
ジンバブエのNewsDayのサイトから
Designed to fail?
A cotton story
という記事です
みなさんは
ジンバブエコットンを
ご存じですか
ジンバブエコットンは
コットンの品種ではなく
ジンバブエで栽培された
コットンを指します
とはいえ
緑茶や紅茶、ワインなど
同じ品種でも産地や農園に
よって味に大きな違いがでて
ブランド化されるのと同様に
コットンも
同じ品種でもどの国・地域で
栽培されるかによって
品質に大きな違いがでてきます
ジンバブエコットンの特徴は
繊維が長くて
柔軟性があるのに強度が高い
という点で人気があり
経済制裁を受けるまでは
主にヨーロッパに輸出されて
いました
ジンバブエコットンは
日本にも輸入されていて
アパレルではジーンズの縦糸や
シャツに使われていたり
ベッドシーツにも使われて
いたりするようです
ここ最近は
エルニーニョの関係で
天候不順が続き
コットンの生育に必要な時期に
雨や日照りが続かなかったり
適切な温度が維持できない
などの理由によって
収穫量そのものが
減少傾向にあります
気候予測の精緻化や
温度管理の徹底など
さまざまな対策が行われて
いるようですが
品質の高い希少なコットンで
あることは変わりないようです
品質が高いと
栽培農家の方は
多くの収入が得られる
と思われますが
実際の収入は多くないようです
この記事では
ヴァリュー・チェーンの
どこかに課題があるはずだ
と書かれていますが
その問題の特定までは
なされていません
コットン製品は
複数産地のコットンが
それぞれの特徴をうまく活かし
合って組み合わされて
作られるため
単一産地のコットンだけで
商品が作られることは
ほとんどありません
また、一度製品になってしまうと
産地を追跡することは
難しいですが
ジンバブエコットンを
使っていることを
打ち出して品質の良さを
アピールしている商品も
ありますので
みなさんも目にする機会が
あるかもしれません
*本日の記事