こんにちは
taunino です
今日はジンバブエの
政府系日刊紙ヘラルドから
Technologies farmers
need to feed Africa
という記事をピックアップします
アフリカが食糧安全保障と
農業の可能性を狭めないためには
テクノロジーの活用が
欠かせないという内容です
この背景には
エチオピアで今年初めて
小麦の輸出額が輸入額を
上回ったという快挙があります
エチオピアでは
これまでに、たびたび
大規模飢饉が起きて
長い間、食糧不足に
苦しんでいました
最悪だったのは80年代で
少なくても100万人の方が亡くなり
さらに100万人以上の方が
住み慣れた土地から
離れざるをえませんでした
近年では、国内で消費する
小麦の半分を輸入に頼って
いましたが
そのほとんどを
ウクライナとロシアから輸入
していたために
戦争が始まって以降
輸入が停止する事態に陥り
輸入に頼らずに
自国分の小麦が生産できるよう
さまざまな試行錯誤を
進めてきました
そこで重視したのが
テクノロジーの活用でした
水を効率的に使う灌漑設備や
太陽光の利用、異常がある場合に
アラートで知らせるデジタル
テクノロジーなどなど
併せて干ばつに強い品種改良
なども行われたようです
記事によると
アフリカの穀物収穫量は
1ヘクタール辺り1,589キロと
世界平均の4,153キロに比べると
半分以下
さらに、サブ・サハラ地域では
異常気象によって農作物の収穫量が
減り、食糧の85%は輸入せざるを
えない状況
とのこと
日本でもここ数年の間に
食料安全保障に関する
議論がされるようになりましたが
食糧を過度に輸入に依存する
ことは、戦争などで
輸入がストップする
品薄のため価格が高騰する
戦争が起きなくても
為替変動によるリスク
など、多くのリスクが
誘発される可能性があります
アフリカは
農業に適した肥沃な土地を持つ一方で
世界で発生する干ばつの1/3が
集中する大陸でもあることから
テクノロジーを活用した
農業はますます重視される
と思います
開墾されていない
農業に適した土地が
60%も眠っているとされる
アフリカ大陸
ポテンシャルの高さを
感じずにはいられません
*本日の記事