最初に言っておきます。

橋が
どんどん
たくさん
次々と
落ちていく

…って話じゃありません。

“どんどん橋”

って名前の橋が関わるお話です(笑)


『どんどん橋、落ちた』著者:綾辻行人

--------------------↓作品紹介↓---------------------

ミステリー作家の綾辻さん。“館シリーズ”とか映像化もした“Anather”など多くの作品を世に出している。

この作品は主人公として綾辻さんが登場していて、全五話で構成され、オムニバス的に全体がつながっている。

<犯人当て>

をテーマにしたそれぞれの話。「物語」を読み進む中、登場人物の人間関係や位置関係が見えてくる。「殺人」が起きると、登場人物たちのアリバイ確認が始まる。そこで「問題」が提示される。犯人は誰か?犯行のトリックは?

--------------------↑作品紹介↑---------------------

面白かった爆笑!!!!!キラキラ

ミステリー初心者の私には調度良い。
一話ごと独立した問題なので、
情報に無駄がなくて謎解きに集中できる。

私の好きだった試験科目
“判断推理”に似てる。


例えば↑↑↑

写真のページは
「犯行推定時間に何をしていたか」
を、登場人物たちが答えているところ。

ここでは「犯人は一人」であると、
確定条件がすでに発表されていた。
ならばアガサとアリスは犯人ではない。
なぜなら二人で行動していたから。


例えば↑↑↑

青ラインの台詞『死ね』は
犯人の台詞であるわけだが、
『  』の台詞と
「  」の台詞は
ある種族ごとに使い分けられていて
それに気付いていればそれを理由に
さらに犯人候補がしぼられてくる。

楽しかった爆笑!!!!!キラキラ







そして別な意味で注目してほしい、

第四話:『伊園家の崩壊』

これは…綾辻さん…攻めたなと思う。

『サザ○さん』の人物をもじった物語。

常…発狂して通行人を殺傷。
民平…ギャンブルで高額な借金。
笹枝…両親のことで悩み薬に頼る。
松夫…若いOLと浮気。

などなど…誰かを意識する名前だから

ちょっと想像すると、笑ってしまう。



興味がある方は是非。
読み終わった時には
一緒に語りましょう。