あぁ、採集に行きたいなぁ、という気持ちをおしとどめつつ、やってきました、みかん県。
もうちょい海に近づくと九州が近い端っこの方( ̄▽ ̄;)。
毎年仕事でやってくるのだけど、ちょこっとだけ道を外れるといろいろな生き物がいる。
今日は石ではなくいきもの観察。
石拾いに行く時間はないのだ…ここまで来て残念だけど。
実家のあたりは大変自然が豊かなところだった。
災害で土砂崩れでもあれば、あっという間に孤立できそうな。
夜は真っ暗だし、お酒を飲んだらお店は近隣にはないので、今でも陸の孤島と言い方もできるけど。
父母ともに実家を離れ、祖父母もなくなり、新型コロナ騒動で実家には帰れない。
それでも、今住んでいるところは街中とはいえ、車で少し走ればクワガタやカブトムシとかもとれるしいいところ。
でも、最近は田んぼもなくなって生き物、減ったよなぁ。
おっとお話がそれちゃった。
で、ワタシは今みかん県にいるのですが、毎年ちょろっとのぞく用水路。
今年は新型コロナの影響でちょっと遅いので、田植えもすっかり終わり、用水路の雰囲気も
毎年とはちょっと違う。
何でここを覗いたかというと…。
君の名は?
そう、アカハライモリ!
少し遅いけど、産卵時期を迎えて、オスはきれいな婚姻色を出している。
…少し遅いのでだいぶ色は落ちてるかな。
だいぶ数も少なくなっているので、悪戦苦闘しつつ、素手で10匹くらい確保。
オスばっか( ̄▽ ̄;)。
きっとメスは産卵を終えて帰って行ったんだろうな。
置いてけぼりになったメス待ちオス…。
いつまでも女子はいないのだけど、年に一度の少ないチャンスを最後まで大事にするんだろう。
アカハライモリは日本固有種。
沖縄にはシリケンイモリっていうちょっと大きめ、おなかの色は黄色っぽい、背中にも金色の浮かぶ種類もいる。
昔はいっぱいいた…って言ってもワタシの小さかったころだから平成。
ここのところ全然見なくなった。
レッドデータでも純絶滅危惧種…。
あんなにいたのに。
まぁ、いるところに行けばいっぱいいるんだけど、そういうところが減っちゃった。
タガメもどんどん見られるところが北上していく。
ナミゲンゴロウは今も住んでいる県で学生時代に全力で専門家の卵3人組(当時)と探しに行って丸一日で5匹。
それ以来すっかり見てない。
ナミっていう名前で、昆虫図鑑には絶対載っているあのゲンゴロウ。
いない(´;ω;`)。
アカハライモリも減ってる。
今の環境に合わない生き物だから、淘汰されてる、と言えばそうなんだけど、悲しい。
いつまでもこういう生き物がいれる環境が残りますように。
…ということでこの地を離れるまで、少し私と一緒に過ごしてもらおう。
数匹確保して一緒にホテル住まいだ( ´艸`)。
…ごめんけど。
この子たち、かわいいんだよな( ̄ー ̄)。
お酒片手に、ひとりにやにや眺める幸せ。
そんなこんな、お仕事の都合で、ちょっと更新おやすみします。
しばらく仕事頑張らないと…。
励みは広島ミネラルマルシェ。
そこまでに日曜出勤終わらせて、絶対休みにしてやるんだ(´;ω;`)!