韓国・ミリャンの記録②
演劇村はミリャン市内から車で30分のところにあるのでシャトルバスが出ている
市ぐるみで演劇村を盛り上げようとしているので市から予算がたくさん出ているようだ
静岡のSPACと似ている
なんせ10万人の市民のうち4万人が今回のフェスティバルにくるのだ
もとは小学校の廃校だったところに劇場を建てて
まわりにjは蓮を植えたり環境整備をして観光地にもしている
まわりの民家
SPACもそうだが、ここにいる俳優(40人程度)全員に給料が出ている
特徴的なのは俳優全員が集団生活を送っていることだ
近くに住宅を何棟も建てて、結婚したり長く所属したりすると一戸建てにも住めるようだ
舞台俳優は食えないし保証もないから、老後の生活のことも考えてのことだろう
最低限の衣食住を確保できるのはとても重要なことだ
日本の小劇場でも経済的な問題で続けることができなかった人がたくさんいる
共同体として力を合わせないといけないとユンテクさんがしきりに言っていたことが印象的だった
助成金や宣伝もうまく活用しているようだ
私がワークショップを受けている間もテレビ局の取材がいくつかあった
いままでの上演の記録もしっかりしていて、歴史として積み重ねているという認識がある
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今日は韓国の滞在最終日
周りはまだ仕込みをしている劇場やリハーサル中の劇場で静まることがない
たぶん朝まで続くだろう
この辺のタフさ加減が共同体のパワーとなって演劇村の歴史を作っているのだと思う
ここでは常に持てる力の150%出すことを求められる
うらやましい気もするが果たして私にはできるのか・・
そろそろ日本食が恋しくなってきてうどんを食べた
優しい味だった
ふたたび韓国に
大変長らくご無沙汰してしまいました。
ただいまおよそ半年ぶりに韓国にいます。
今回はソウルではなく、南の、九州にごく近いミ釜山からさらに車で1時間ほど離れた
ミリャンというところにいます。
ミリャンは蜜陽と書きます。
映画『シークレットサンシャイン』の舞台になった町です。(蜜陽→シークレットサンシャイン!)
今回の目的は、年始に受けたイ・ユンテクさんのワークショップを本格的に受けるためです。
今回のワークショップは、1年に1度行われるミリャン演劇祭の一環として行われており、ワークショップに参加すると演劇祭の公演がタダでみられるといううれしいおまけつきです。
演劇祭の公演は演劇村の中にある5つの劇場で16時~18時~20時~22時~とありえないスケジュールで開催されているので演劇三昧です。
さらに宿泊・食事つきでしたのでいたれりつくせりです。
というわけで、ただいま大部屋にいます。
演劇以外に何もすることがない、という環境にも身をおいてみたかったのですが、本当に何もなくて不便です。
シャワーが水だったり、トイレにカエルがいたりします。
でも、人間の適応力のすばらしさなのか、もともと私が平気な性格なのか、3日いたら慣れてきました。
ありがたいことに、とても親切にしてくださっているので、片言の英語とアニュハセヨとカムサムニダでなんとか乗り切っています。
頼るしかない状況のなかで、1週間、なんとかやっていければと思います。
ミリャン演劇祭ポスターとバルーン
毎日の食事はこんな感じです
シンプルだけどおいしいです
カエルくん
わたしのゆめ 終了
ガラス玉遊戯第4回公演「わたしのゆめ」
おかげさまで無事に終了しました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
ガラス玉遊戯にとっても大きな一歩となったようで、
そのような作品に関わることができて本当に幸せです。
純粋に楽しめる公演はそうありません。
たいていはプレッシャーや不安のほうが勝っているのですが、
今回は楽しみが大きく上回り、舞台の楽しさを再確認できました。
信頼のおける作・演出家と、優しい共演者とスタッフの方々に恵まれたからだと思います。
どうもありがとうございます。
ガラス玉遊戯次回は9月、劇小劇場で、どうぞお楽しみに!
4月5月と立て続けに舞台がありましたが、6月には劇団印象の舞台に出演させていただきます。
カラーがまったく異なる作品に参加できるのは、役者の醍醐味です。
特に出し惜しみできるような何かを持ち合わせているわけでもないので、
面白くなるよう精一杯励みたいと思います。
温かく見守っていただけると幸いです。