秋の京都非公開文化財特別公開(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)が10月28日から11月26日の間に、京都市内の寺社など15カ所で開催されます。ことしが浄土真宗の宗祖親鸞(1173~1262)の生誕850年にあたることから、今回の特別公開には浄土真宗の寺院が多く参加しています。世界遺産・西本願寺は9年ぶりの飛雲閣(国宝)のほか書院も公開、西本願寺の門前町にある法輪寺、一念寺、明覺寺は初めての参加になります。同協会の後藤由美子事務局長に見どころをうかがいました。


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西本願寺飛雲閣 京都の三名閣の一つを名勝の庭から楽しむ

 前編でご紹介しましたように、今回の特別公開の大きなテーマの一つが、来年登録30年を迎える世界遺産「古都京都の文化財」です。そして、もう一つが、浄土真宗の宗祖親鸞の生誕850年です。

 西本願寺は世界遺産であり、浄土真宗本願寺派の本山です。今回の特別公開の二つのテーマに重なっています。

 その西本願寺では、国宝の飛雲閣が9年ぶりに特別公開にお目見えします。建物の中に入ることはできませんが、お庭の名勝・滴翠園(てきすいえん)を歩きながら、その姿を楽しむことができます。