俺の感想ね。 -2ページ目

俺の感想ね。

観た、聴いた、使った、読んだ、作った、食った 感想など ね。

旧友と飲んでいた。

二人ともかなり酔っていた。

旧友が中座した時、携帯をチェックした。

お袋から二度、着信があったようだ。

嫌な予感は的中した。

「テルちゃんが、首吊った」

お袋の弟の連れ合い。
つまり叔母さんだ。

血の繋がりはない。
でも、優しい叔母さんだった。
従兄弟が羨ましかった。

優しい叔母さんだった。

そうするしかなかったのだろう。
お疲れ様でした。

安らかに。
今日はこれを書く人、多いんだろうな。

イチローがヤンキースに移籍した。

驚いたけど、シーズン中の移籍はメジャーでは珍しくない事を知っていたので、椅子から転げ落ちる事はなかった。

早速スタメン出場して、ヒットを放ち、盗塁まで決めたという。

昨シーズン、連続200安打記録が途絶え、今シーズンも思うように調子が上がらないなか、節目で結果を残せるのはさすがだ。

オリックス時代のイチローを東京ドームで観たことがある。

その時もきっちりヒットを打ってくれた。それもそうか。打たない日の方が珍しいのだから。

メジャーリーグに移籍した時も不安はなかった。多分彼にもなかっただろう。

案の定、ルーキーイヤーからヒットを量産し、守備においても華麗でソツがなく、オールスターゲームの常連にもなった。

私は以前、松井(秀喜)を絶賛するブログを書いたことがある。

どちらかと言わなくても松井贔屓だ。

だからというわけでもないが、今日のニュースにも特に感慨めいたものはなく、かといって好きな選手ではあるので「頑張って欲しいな」という程度だった。

そして、いま。
移籍の記者会見をテレビで見て。
泣きながらこれを書いているのだ。

才能に恵まれ、しなやかな身体にも恵まれ、野球人として思う存分技術を磨き、その限界を見極めんと、常に挑戦し続ける不屈の精神までも持ち合わせた男が、人生で初めて挫折した姿がその記者会見の場にあった。

私は今日までのイチローに嫉妬していた。

野球の才能とそれに打ち込める環境、その上スマートなルックスとクレバーな頭脳。

天は彼に与えすぎではないか、と、嫉妬していたのだ。

野球はひとりではできない。

彼が今日の記者会見で、
「その方が自分のためにも、チームのためにも良いと思った」と言った時に崩壊した涙腺はいまもそのままだ。

松井もイチローも選手としてのピークは過ぎた。

そして、俺も。

それでも、人生は終わらないのだ。
「日本ダメ論」のウソ
(マスコミ・官僚に騙されるな!日本は崩壊しない!)
上念司著

本日購入。

マスコミが真実を伝えていないのは、ご存知の通り。

いやちがう、「真実を伝えていない」のではなく、「ウソを伝えている」のだ。

まだ未読であるが、タイトル(およびサブタイトル)から推察するに、この本に書かれているのは当たり前のことなのだろう。

そう、当たり前のことしか書いていないのだ。
そんな本を金を出して買う必要があるのだろうか?

著者の上念司氏は、経済評論家。
you tubeで検索すれば、講演などの動画がたくさんヒットするので、ご覧になるとよい。

そこでも上念氏は当たり前のことしか言っていない。
中央大学弁論部出身だという上念氏の講演は面白い。政治や経済に疎い方でも楽しめる(実際私でも楽しめたw)。
面白いだけでなく、すべての論理が整合しており、視聴後には爽快感さえ味わえるほどに素晴らしい。

そんな上念氏のトークイベントがあるのを知り、新宿のネイキッドロフトに出かけていった。
田中秀臣氏との対談形式だ。

二人とも当たり前のことをしゃべっていた。
そんな当たり前ことしか言わない対談にわざわざ出かけ行く必要があるのか?

新聞・テレビといった、いわゆるマスコミが
「歴史の」
「日本経済の」
「政治の」
真実を伝えているのであれば

私がこの本を買うことも、そのようなイベントに出かけていくこともなかったにちがいない。

私のような、ロックと落語が趣味のおっさんが、政治や経済のことを気にするような世の中はイケないのじゃないかい?

「日本ダメ論」のウソ (知的発見!BOOKS)/イースト・プレス
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多数決は、民主主義の原則である。

確かにね。

だから選挙ってシステムが成り立つわけで、多数決の原理・原則を否定するつもりはない。

否定はしないけど、信じてもいない。

便利なシステムだとは思うけど、ずいぶん乱暴な面もある。

十人中六人が賛成すると、四人はそれに従わなければならないわけだ。

「民主党はダメだ、解散しろ」

でも、彼等を選んだのはいったい誰なんだい?
小沢、鳩山、菅、野田、前原、岡田ついでに蓮舫

この人達は、誰も頼んでないのに、勝手に議員になったわけじゃない。

選挙という多数決によって選ばれた人達だ。
選ばれたからには選んだ人がいるわけで、

はい、それはあなたです。

俺は選んでないからね。

でも、多数決に負けた少数派だから我慢してるんだよ。

我慢はしてるけど、沈黙はしたくないというわけ。

でね、多数決っていうのは、何かを決めなきゃならない時に、ひとつの指針になる事は確かなんだ。

そう、これが否定しない部分。

では、
多数決は真実である。
これはどうだろう?

違和感あるよね。

そう、これが信じてない部分。

ね。
否定はしないが信じていない。
でしょ。

「言論と音楽と落語の類似」
だったな。

これらの共通点は、
リズムとメロディーがあること。
商業性と芸術性が同居していること。

この二点。

商業性は大衆性と読み替えてもいい。

言ってる事は同じだけど、言う人によってリズムとメロディーが違うから、受ける印象も違うってのは、YouTubeで京都大学藤井聡教授と、中野剛志准教授の動画を見て感じたこと。

中野准教授は藤井研究室のメンバーだし、TPPに対する意見は、常識人として当然反対。

ここで、少しそれます。

「常識人として、当然反対。」

この書き方、問題あるよね?

凄く誘導的なんだ。
この部分によって、私がTPPに反対している事がわかる。のみならず、賛成する人を常識人として認めないと言っているんだ。

もちろん意図的にそういう表現をしているんだけど、中野准教授のことを説明しつつ、読み手の意識を誘導する。

このやり方を使って世論を誘導するのがマスコミね。

〉続く

ヴァン・ヘイレンのニューアルバムの評判がすこぶる良ろしい。

Burrn!誌でのレビューも高得点だし、早耳の友人達も揃って絶賛している。

しかしながら、ちっとも触手が動かないのはなぜだろう?

いや、それはわかっている。

評価のほとんどが「原点回帰」「やっぱりデイヴ」という、予定調和に対する安堵感に他ならないからだ。

あの衝撃のファースト。
ある意味ロック史を塗り替えたとも言える、真に衝撃のファースト。

そして、デイヴ在籍最後のアルバム「1984」はシンセの大胆な導入で、賛否両論あったが、結果的に大ヒットした。

全米ナンバーワンは、逃したものの、そのときの一位がマイケルジャクソンの「スリラー」だったことを考えれば、実質ナンバーワンと言っても差し支え無いだろう。(無理あるかw)

つまりは、それらを越えてはいないのだという予測と確信が今回のアルバムにはあるのだ。

いわば、がっかりしたくないという自己防衛本能が働いているのである。

あのファーストを越える衝撃か、1984を越える良質なポップアルバムでない限り、このアルバムに針を落とす必然性は皆無だ。

しかし「針を落とす」とは、古いねw
今ならなんだろう?
CDを「トレーに入れる」か?
iTunesから「ダウンロード」する。か?

ん?それたな。

そういう訳でヴァン・ヘイレンのニューアルバムを聴く気がしない。

しかし、本当にそれで良いのだろうか?
という、自問もある。

他人の評価を鵜呑みにし、自分勝手な憶測で、良質なロックアルバムを素通りしてしまうのではないか?


さて、やっと本題だ。

今の日本の報道では、真実を知ることは実に難しい。
なぜなら、テレビも新聞も本当のことを言っていないからだ。
「マスゴミ」という呼び名(私は嫌いだが)が定着するほど報道の権威は地に墜ちている。

今日、Twitterやブログといった、ネットメディアの発達により、様々な角度や切り口での言論が発信される時代になった。

その中にも、もちろん、事実誤認や憶測、思い込みによるトンデモ意見はある。山ほどある。

口汚い罵り合いに発展しているブログも嫌というほど見た。もう、たくさん。というぐらい。

しかし、しかしだ、テレビや新聞で真実を知ることが出来ないのなら、ネットの中に真実を探すのは、今の私の良心だと思う。

いや、そもそもテレビも新聞も信用出来ないと感じたのは、ネットの中に報道されていない真実を見つけたからではなかったか。

〉続く