この曲、ソルのメヌエットの中では恐らく一番人気のある曲ですよね。

メロディーが綺麗、ダイナミズムがある、まとまりが良い等、

中級レベルで演奏出来る曲としてはかなり音楽的レベルが高い曲だと思う。

 

ソルは古典派末期又はロマン派初期の作曲家ですが、モーツァルトを尊敬していたと言われている通り、作品は明らかに古典派ですよね。

 

で、ソルの作品を演奏する場合、オーケストラで演奏した場合には、どの部分にどのような楽器(音色)が使われるべきかを想像することが重要だと思う。

 

勿論当時の楽器(19世紀ギター)を使って当時の音楽を忠実に再現するという考えもあるけど、せっかく現代のギターを使うんだから、その音色や音量のメリットを生かし、ソルが求めたるところの(理想の?)音楽を追及すると言う方が理に適っていると思うんですよね。

 

で、具体的な技術についてですが、親指で複数の弦を演奏する場合(プルガール奏法)ですけど、高音弦を強調する時とそうでない時の2つがあると思います。

 

①動画の最初の4和音は高音をトランペットやホルンでファンファーレを鳴らしているような感じだし、最後の2和音(ドミナントモーション)は曲の終始感を持たせるために高音を強調させる必要がある。

 

②1分21秒の所と繰り返し部分(2分20秒)、ここは4ポジションで弾くEのコードの後1ポジションで同じEのコードを弾きますが和声に変化が無いので、後の方の和音は残響のような感じがします。そこでこの1ポジションの高音(1弦)は強調する必要性は無いと思う。(勿論演奏者によっては勢いを付けるような表現をするため大きな音で弾いてる人もいますけどね)

 

 

なので、①の場合は手首を回転させるような感じで弾くか、或いは1弦に近づくに連れて親指を深くタッチさせ、高音(1弦)を協調させるのが良いと思う。

 

それともう一つ、プルガール奏法は分散和音とも言えるので、複数の弦を早く弾く場合とゆっくりと弾く場合でも表現が変わってきます。

もうこの辺はセンスが要求されるので具体的に説明できないけど、和音の表現上重要だし、単音と違って変な弾き方をすると目立つんですよね。

 

 

最後に、高速アルペジオの部分が未だ、スカッとした演奏になってないですよね?

昔はアルペジオ得意だったんだけどなあ ・・・・

未だ老化現象から完全には回復してない証左ですよね。

 

まあ、これは時間が解決してくれるだろう ・・・・・

 

 

 

 

 

 

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もう半年ぐらい経つだろうか?

9年間パタヤにロングステイしてて、今まで何度も

『お風呂に浸かりた~い』と言う贅沢な欲求(?)

に打ち勝って来たんだけどなあ ・・・・・

 

とうとう負けてしまった ・・・・ トホホ

 

 

 

 

やはり70歳の日本の爺にはバスタブが必要!

 

と思う。

 

プラスチック製だけど掃除が面倒だし、

 

足が延ばせないんだけどね ・・・

 

 

(本日もご訪問ありがとうございました。)