この演奏、まだ本調子じゃないんで(小さなミスが多い・・・トホホ)

『敬老の精神』で、お聴きいただければと思います。
 

 

 


で、なぜこの曲を演奏したのかですが ・・・・・

1、佐藤弘和さんは作曲学を学んでおられたんで、こういう編曲作品には

 ダイナミズムがあるんですよね。
 しかし、多くのギタリストが、それを無視して一部分だけ演奏したり、

 安易に人真似をして転調せずに演奏したりしています。


 作品をより良くするために、編曲することは有り得ますが、

 そういう真剣さが伝わってこない演奏が多いように思うんですよね。
 そこで、そのダイナミズムを表現できればと考えたんです。

2、この曲はタレガのラグリマのモチーフで始まり、ラグリマのモチーフで終わっています。

  さらに、リュート組曲のプレリュードや愛のロマンスを彷彿させる部分もあります。


 と言うことは、この曲は

 

  『タレガ讃歌』

 

 あるいは、

 

  『クラギ讃歌』

 

 だと感じるんですよね。


 であれば、当然華やかな(ダイナミズム)演奏になる筈!

 なんですが ・・・

 お通夜みたいに静かに終わらせる人が多いんですよね。


 (多くの例外があるけど)クラシック音楽は、音程が上がって

 いくにつれ、 緊張感が増し、音が大きくなっていくんですよ。 

 ところがギターの機能上の問題もあって、音を小さくしていく人が多いんですよね。


 で、 『それは違うだろう~~』 と、この演奏で表現したかったんです。


以上、この曲以外にも佐藤弘和さんは戦場のメリークリスマスや

 Calling You、カルメン組曲などギター曲には少ないダイナミズムのある

編曲を沢山しておられます。


多くの日本のギタリストが、彼の編曲作品と真剣に向き合い、

編曲作品の良さを忠実に再現してくれればなあ ・・・ と思います。



本日もご訪問ありがとうございました。