こんにちは、芝桜です。

昨日に続き、今日はアポヤンド奏法について私の考えや練習方法をお話したいと思います。
若い頃、ギター音楽講座(全音楽譜出版社)という本を買ったのですが、その中に故大沢一仁先生の『本格的ギター学習プラン』というのがありました。

そこで大沢先生はアポヤンドについて基礎的な練習として、大きなモーションで力強く弾くことを提案しておられます。具体的には、i(人差指)でアポヤンドしているときは、m(中指)が上に上がっており、m(中指)でアポヤンドするときは、i(人差指)が上に上がっている状態にして力をこめてできるだけ大きな音で弾くということです。

この練習により、第三関節までの指の力を養成することができると言うことです。そして、プロのギタリストは筋力を付けた後、指の動きを小さくしているので、最初から小さなモーションで練習してもギターの本来の音を引き出すことは難しいと言っておられます。

そこで, Angel Romeroが自宅で練習している動画をご紹介いたします。







指の動きは完成されているので大きくありませんが、ものすごいスピードと指の力で弦を弾いています。手や指に相当の筋肉が付いているのもお解かりいただけると思います。

次にアポヤンドする指の角度ですが、アポヤンドした後、そのままか、ほんの少し角度を変えるだけでアルアイレができれば、理想的だと考えています。

そのため、日々の基礎練習では、アポヤンドで弾いた後、(ほとんど)フォームを変えずアルアイレができるよう練習しています。

要は、アポヤンド奏法やアルアイレ奏法は独立しておらず、右手のフォームの重要な一要素だと考えています。

言い換えると、例えばアポヤンド奏法を変えればアルアイレ奏法も右手フォームもその分変わると言うことです。



               (本日もご訪問ありがとうございました。)