老犬ノエルとの日々

老犬ノエルとの日々

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あらフィフママの覚え書きです(≡^∇^≡)
Amebaでブログを始めよう!

こんな記事を書いたのはもう5年前。

Amebaを開いたら
「あなたが以前書いたブログです」
と表示がありました。

このコトバに誘われて
何年かぶりに更新しようと思ったわけは
懐かしさもあるけれど、
ちょっとした経験を
忘れないように、との思いです。

御来光  

どこからかというと.....



富士山🗻

5年前にキノコを食べた須走口ではなく、
富士宮口というところから
夜通し登って御来光を見る(見られれば)
いわゆる「弾丸登山」ってヤツです。
もちろんプロのガイドさんと一緒ですよ。

ここ数年、友人4人と鎌倉散策から始まって
大山や金時山といったところに
行くようになり
1年前から富士山を目指して
歩いてきました。
とはいっても
富士登山のスケジュールが決まり
1週間前になっても
「本当に登るのか」半信半疑の状態でした。

それでも「その時」はやってきて.....

夜8時半登り始め、
高山病にならないように
休憩しながら
ゆっくりゆっくり歩いて
朝4時半過ぎに頂上の剣ヶ峰に着きました。

ゆっくりなので登りが辛い
ということはありません。

9合目過ぎたあたり
少し眠くなってきたなあと思った時
何故か誰かが隣にいるような
感覚がありました。
1列で登っているので私の後ろの友人は
1メートルほど後方に居るのに。
しばらくすると今度はお尻を持ち上げて
もらってるような....

「私はたくさんの人に支えられて今
ここに居る」
突然この感覚がドンと私の中に生まれました。

気をつけて、と送り出してくれた家族。
天国にいる両親。
お盆にノエルのところに行った義父。
そして一緒に登っている友人達....

胸がしめつけられるような感覚です。

頭ではなく肌でそれを感じた途端に
涙が溢れてきました。
泣きながら、そして
考えつくだけの名前を呼びながら
歩いていました。

その日は稀に見る強風が吹いていて、
風でウエアが肌に張り付いたのかもしれません。
気を抜いて立っていると煽られそうな風に
お尻を持ち上げられたのかもしれません。

でもあの時のあの感覚は
忘れないでしょう。
今思い出しても涙が出ます。

友人達もそれぞれの思いで
涙を流しながら登っていた
と後から聞きました。

富士山は修行の山だそうです。

普段「感謝」の足りない私に
大切なことを教えてもらった気がします。





登りより下りがキツかった.....😆