tatsumi2010のブログ

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今週は立て続けに映画3本見た。たまたま見たい映画が同時に封切られたわけで。

まず「万引き家族」カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞したから必見と思い見た。

いつもなんだけど、是枝さんの映画は、最後まで見て、「え?」と思う。

観る人に問題を投げかけて、答えを出さない。「そして父になる」しかり「三度目の殺人」しかり。

映画観ることを本業(?)としてない私は、映画を楽しみたいから、考えるのは面倒くさい。

考えるのは「本業」たる読書で果たしたい。

というわけでまたしても「え?」となった。もう是枝さんの映画は見ない。

・・・と言っても話題作りにまた観るんだろうな。

としても俳優がすごい。樹木希林はもちろん安藤サクラも子役の城桧吏も全員いい!

日本の名優を集められる是枝さんには、我々の知り得ない監督としての人徳があるんだろうな。

 

次に「終わった人」 映画の予告編を見た途端、原作を買いに走った。

文庫本にして500頁弱の内館牧子の原作を4時間かけて一気に読破した。

内館牧子のファンを自称している私はNHKのアサイチのプレミアムトークに出ている内舘さんを見て絶句した。

あれはいつだったろう。彼女が甲子園ノボテルホテル(?)で講演したとき(確か「週末婚」が世間で話題になっていたとき)

主催者に頼んで、控え室に会いに行った。お互い40代でバリバリだった。

背が高く、めちゃめちゃかっこよかった。話も面白かった。

しかし、病気をされたとはいえ、テレビ出観た内舘さんは「お老けになった」という印象。

映画にも老人役で出ていて違和感がなかった。

まあ、それはいい。原作は素晴らしいの一言!65歳で定年になって数年の出来事をきっちり重ね、進行に無理がなく、しかも読者を飽きさせない。定年退職した人間にはいちいち腑に落ちて笑える。

趣味で読む本はこんなに楽しいのかと改めて感じた。(仕事だとマーカーを入れたり、構成を考えたり、小説構成表というA3一枚のあらすじを作りながら読むので・苦笑)

映画は中田秀夫が監督、この人は「リング」などホラー映画を主に制作している人らしい。だから知らなかった。ホラーは見ないから(さすがに「リング」は見たけど)

いやあ脱帽。あの長いストーリーを実にうまく凝縮している。登場人物ももっと多いのに、絞り込んでしかも内舘語録は絶対に外さない。「あ、それ彼女のセリフじゃないよね」と原作を読んだ人間だけにそれがわかる。例えば「背広が息している」・・・

映画館に行って驚いた! 70歳前後のおっさんが9割を占めていた!!!映画館には珍しい光景だ。夫婦で来ているのはまだしも、一人で来ていると、それはそれでわびしい(笑)

ともかく原作の香りを壊さず、よく出来た映画。

原作は読むなり夫に贈ったが、結局読まずに彼とまた映画館に行くハメになるのかなあ。

 

最後に「羊と鋼の森」これは原作を読み損ねたから、せめてストーリーだけでも知っておこう、という邪念で観た。

そんな邪念で観る映画ではない。音楽がわかりピアノが大好きな人が観たら、きっと震えるほどいい映画なんだろう。

その二つとも失格者の私は3分の1ほど寝ていた。映像が美しいのは認める。それは文字では出せない。しかしおそらく文字でないと表せない部分はきっとそこなわれているんだろうな、と思った。

脇役の鈴木亮平にはいつもながら脱帽。俳優とはいえ、自由自在に体型を変えられること、に(笑)。

西郷どんになじんでいる昨今は、すらりとした鈴木亮平にびっくりでした。