海に隠れたお日様の光が
紺碧の空の飛行機雲を
朱く照らしていた
風が
ビルの壁にあたって
吹き上げられて
八重桜の花びらたちが
ゲームセンターの
くじの吹き上げのように
舞った
見たことも
想像したこともなかった
心奪われる景色に
思わず声が出たけど
周囲の人たちは
何事もなかったように
一瞥しただけで
まだ
共感する誰かを
探す自分がいて
物寂しく思ったのを
頭が心に言い聞かせて
打ち消す
自分軸では
それを見て
躍る心があることに
深く感謝して
そのわずか数秒に
出張でそこにいて
窓の近くに座っていて
その方向を見ていた
偶然の重なり
君や皆様方の差配で
見せていただいたことに
どれだけ感謝してもし足りない
感謝をしているのにね
それだけでもう
十分過ぎるのにね

















