武藤十夢さんの名前の由来 | AKB48、とある地方ファンの呟き

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とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

3月4日の「僕と太陽」公演での一幕

この日、ここまでチーム4唯一の皆勤賞だった入山杏奈さんが(全国握手会のため)休演し、武藤十夢さんがアンダーで入ったのですが、M9「向日葵」後のMCは、名前についての話に。


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仲俣汐里「はい、ここではですね、名前についての話をしたいなと思ってるんですけど。 私がね、すっごい入った時から思ってたのは。十夢ちゃんが入った時にすごい思ったのは、変わった名前だなと思ったのね。なんで十夢なの?」
武藤十夢「あの、話せば長くなるのですけど、子供ができた時に、両親が話し合って、冗談で母親が「『とむ』ってつけたら、上から読んでも下から読んでも『むとうとむ』だね」ってなったんですよ。で、その後に生まれました。そしたら父親が、『お医者さんが呼んでるから母子手帳貸して』って母親に言ったらしいんですよ。それで、母子手帳を持って、勝手にそのまま『とむ』で、誰にも相談せずに決めて出しちゃったらしいです」
仲俣汐里「お父さんが?」
武藤十夢「お父さんが。誰にも相談しないで、「『とむ』にしよう」って、自分の中で決めてたらしくて」
仲俣汐里「なるほどね」
藤田奈那「そうなんだ」
武藤十夢「そしたら、親戚中大反対で(笑)」

仲俣汐里「なんで?いいじゃん」
武藤十夢「何で、そんな変な名前つけたんだみたいな」
中村麻里子「でもかわいいよね」
藤田奈那「私、子供できたら十夢ってつけたい」
仲俣汐里「ほんとに?何で、何で?」
藤田奈那「だって、十夢みたいなかわいい子生まれて欲しいじゃないですか」
仲俣汐里「名前ね」
藤田奈那「ちょっと名前つけたら生まれそうな感じしません?」
武藤十夢「でも武藤さんと結婚しないと『むとうとむ』にはならないですよ(笑)」
藤田奈那「そっか。まぁ、それはどうにかして、『とむ』ってつけたいです」


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中村麻里子「漢字もさ、十個の夢って」
仲俣汐里「いいよね」
中村麻里子「うんうん」

武藤十夢「なんでつけたのか、私はそこはよくわからないんですけど」
仲俣汐里「冗談が現実になっちゃったみたいな」
武藤十夢「ほんとに嫌だったらしくて、裁判所まで行こうっていう話になって」
中村麻里子「そこまで?」
仲俣汐里「かわいいのに」

武藤十夢「男か女かわかんない名前と日本人かわからない名前は変えられるらしいんですよ。それで、行こうと思ったらしいんですけど、母親が途中で面倒くさくなって止めたらしいんです(笑)」
仲俣汐里「なんかお母さん適当だね。冗談で「むとうとむ」とかさ、『とむ』でいいやみたいな」
武藤十夢「そうなんですよ」


チームB推しでも「逆から読んでもむとうとむ」と名前が回文になっている武藤十夢さん。

親が狙ってつけたというのは以前にもちらっと聞いたことはありましたが、今回は当時の状況が明らかに、やっぱり家族の間でも意見が割れていたようですね。
武藤さんも、小学校の頃とかに、名前のことでいじめられなかったかちょっと心配になります。子供はそういうことに対しては容赦ないですから。


個人的に「十の夢」で「十夢」はいい名前だと思います。

たくさんいるAKBのメンバーの中で名前を覚えて貰うというのは大変なことですし、ありふれた名前ではない分、印象に残りやすいと思います。実際自分も一度聞いてすぐ覚えましたから。





ちなみに日本の法律では、氏名の変更についてこう記述されています
「正当な事由によつて名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない」(戸籍法第107条の第2項)

変更が認めれる理由としては以下のとおりです。
・永年通称名として使用した場合。
・書きづらく読みづらい場合(奇名、珍名を含む)
・女性でありながら男性と間違われたり、又はその逆の場合。
・神官や出家して僧侶になった場合
・結婚などで家族に同姓同名になった場合。
・伝統芸能や商売上で襲名した場合。
・精神的苦痛を伴う場合(最近はこのケースも多い)


過去の判例でも「親権者がほしいままに個人的な好みを入れて恣意的に命名するのは不当で、子供が成長して誇りに思える名前をつけるべき」という裁判所の見解が示されていますし、最近はDQNネームを付ける身勝手な親も多いようです。(昔子供に「悪魔」という名前をつけようとした親がいてかなり話題になりましたね、結局認められなかったらしいですが)

基本的に、一度戸籍登録した名前を変更するのは難しいし、なにより手続きが面倒(武藤さんのところもまさにそうだったわけで)なので、これから子供の名前をつける皆さんはくれぐれも慎重に。一生ついてまわるものですから。
(余談ですが自分の場合、両親が女の子が生まれると思い込んでて、男の子が生まれた時の名前を考えておらず、たまたまテレビに出てた役者さんから名前を頂いたそうです、それを知ったのは大人になってからでしたが、笑)