私は読んでいる漫画の新刊が出た訳でも、欲しい雑誌がある訳でもない時に本屋に行くことが多い。

私は本屋のあの新しい本の匂いがたまらなく好きなのだ。

匂いに誘われるようにして何気なく知らない本の表紙を開く、新しい発見で心が踊る、本屋に行くときは目的がない方がいいのかもしれないとまで思う。

 

本との出会いは人生を豊かにしてくれる。

他の人の考えをのぞき見できる唯一の手段。

書店を歩くだけで新しいことを知れたようなそんな素敵な気持ちになれる。

 

今日は仕事帰りなんとなく本屋に寄りたくなった。車を買ってからというもの物理的にも精神的にもフットワークが軽くなった。

今までなら帰ってきたらパソコンやテレビを眺めながらぼーっとして眠りにつくことの繰り返しだったが一度帰ってからでもどこかに行ってみようかな?と思うことが増えた。

しかし、ここで問題発生。どうやら仕事場で玄関の鍵をなくしてしまったようだ。

管理人さんに鍵を開けてもらいなんとか部屋に入ることはできたものの流石に買い物には行けない…残念…

今日のブログは本屋行ったことで決まりだな〜なんて考えていたのにがっかりである笑

 

さて、なくした鍵のことは明日考えるとして。

今日は少し私が好きな小説について語ろうと思う。

作品のタイトルは「今日僕は昨日の君とデートする」(映画化もされたので知ってる人も多いと思うが)

タイトルでお察しの通り恋愛小説である。

普段私は恋愛ものの小説は読まない。これも友達に勧められて読んだものだ。

 

これから読みたい人のためにネタバレは避けようと思うが、一度読んだ後心の底から読み返したいと思った作品は

これの他に出会ったことがない。

物語各所に散りばめられた小さな伏線が繋がった時、鳥肌が立った、そして同時に切ない気持ちになった。

是非色んな人に読んで欲しい一冊である。

 

本との出会いは、他人の人生との出会い。何気なく立ち寄った本屋で素晴らしい人生と出会えるかもしれない。

明日は絶対玄関の鍵を見つけて本屋に行こう、そう思った一日の終わりだった。