またまた久しぶりの投稿ですが、今回は直近の出来事を。
宜しければ最後までお付き合いください。
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先日は長男の大学院の卒業式でした。
毎度不思議な時期ですが、オランダはどこも10月ごろのようです。
今回も平日の開催で、前回と同じ会場・同じ形式でしたが、大学院からはプログラムがすべて英語で行われ、参加者の大半が留学生という点が大きく違いました。日本人学生はいませんでしたが、中国・韓国、欧州各国からの学生が中心。アメリカから来ている学生もいましたが、祖父母が欧州出身で学費が現地扱いという人が多いようでした。
<夜6時半。すでに暗くて、実は家から駅までの自転車の道のりが目が衰えた私にはなかなかきつかったです💦>
オランダおよびEU圏の学費は年間約2,300ユーロ(40万ちょっと)、一方で留学生は約19,910ユーロ(350万ちょっと)。生活費は切り詰めても月1500ユーロ(27万ほど)は出るので、それも含めるとそれなりの負担です。にもかかわらず、卒業時に成績優秀者(CUM LAUDE)として表彰されたのはほとんどが留学生。米国や英国と比べたら高くない学費ではありますが、本気で学びに来る人たちの集中力と意志の強さを感じました。
<今回もアルファベットの前半と後半で分けて卒業式。学士の時よりも人が集まり、満席でした>
現地学生の多くはマイペースで、自主留年を選んだり、卒業式をドタキャンした同級生も。長男はそんな中で無事に修了を迎えました。オランダでは卒業式に友人が参加するのも一般的で、彼の友人も会場まで駆けつけてくれました。日本とは違う点で興味深いですよね。
<4人ずつ一気に呼ばれてサイン。中心二人は成績優秀者として表彰。立派です。長男と一番左の子は現地から進んだ二人😅頑張れ😆>
先週は次男の卒業式もありましたが、こちらも平日の午後開催。230通以上直接CEOに手紙を送って運良く決まった日系企業で、通常30−40代がやるCFOアシスタントというポジションをいただいて働いている上に繁忙期と重なり、参加したいとは言えなかったのでしょう。親としても残念でした。彼の友達から送られてきた動画によると、式は教会で行われ、帽子を投げるなどとても華やかで楽しかったようです。
長男は卒業後、学生時代から携わっていたAI開発の仕事をフリーランス契約として継続中。オランダ鉄道(NS)や専門学校(ROC)向けの言語支援AIを担当しており、特に移民・難民支援プログラムはすでに実用化され、高い評価を得ているそうです。医療現場向けの言語支援に関する卒論も、来月中国で開催される「EMNLP」学会のワークショップに採択され、ポスター発表を行う予定です。
<卒業式の後はこのように軽食と飲み物で歓談できる。まだ人が少ないうちに来たけど、なぜか二人とも美味しそうじゃないと手をつけず。私には美味しそうに見えたんだけど😆>
長男が中学1年の夏にオランダへ来てから13年。
英語、オランダ語と環境を変え、10代という時期に思うように言葉を紡げなかったことは決して楽なことではなかったと思いますが、それでも淡々と学び続けてきて、今では家族の誰よりもオランダ社会に溶け込んでいることを嬉しく思います。
<次男は職場から間に合いそうになかったので参列はパス>
これまで応援してくださった皆様に心から感謝しています![]()




