夏 まっ青な空に昭和が遠くなっていくまた巡りくる終戦の日あの日から私たち日本人はどれくらい戦争について考えただろう忘れないで幾多の罪なき命を奪う戦争のこと暑い暑い夏どうか忘れないでまっ青な空にあの日突如起こったこと原爆投下笑顔が日常が一瞬で消えたふるさとの町焼かれ身寄りの骨埋めし焼け土にいまは白い花咲くああ許すまじ原爆を三度(みたび)許すまじ原爆をわれらの街に命輝く地球に今年も暑い夏。蝉がなく