名古屋ゆき臨時特急しなの84号の旅 | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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よろしくお願いします。


みなさんこんにちは。

初めての方ははじめまして。


グリーン車に魅せられ、通算100回以上在来線特急・新幹線のグリーン車を乗り通したZelpher(ゼルファー)です!



本日は長野県の白馬駅に来ています。



今回の企画ですが、この白馬駅から観光シーズンの土日祝日のみに運行される

臨時特急しなの84号名古屋ゆき

に途中の塩尻まで乗ってみようと思います。


 白馬始発の特急しなの



普段特急しなのを利用されている方はご存知だと思いますが、白馬駅を発着するしなの号というのは定期列車では基本的にありません。

しかし今回乗車するしなの84号は、観光シーズン(概ね5月〜11月の半年間)の土日祝日のみに運行される白馬駅始発の珍しいしなの号。

この他にも松本駅が始発のしなの号というのもあり、特急しなのは臨時列車の場合は定期列車で発着する長野駅には一切行かないという面白い特徴があります。


 白馬駅は工事中


現在工事は終了しています

白馬駅は2020年11月30日をもってみどりの窓口が営業終了となり、指定席券売機に移行。

私が訪れたとき(2020年11月23日)はちょうどその工事の真っ最中で、みどりの窓口のすぐ横に新しく指定席券売機が設置される様です。


 4両編成のしなの号



ホームにやって参りました。

しなの84号は3番線からの発車となります。

実はこのしなの号はもう一つ特徴がありまして、4両編成での運用となる点です。

定期の特急しなのは6両編成をベースに8両または10両で運用されますが、4両編成の運用はありません。

この様に定期列車とは全然違う運用がされるのがこの列車の面白いところです。


向かい側の2番線にはJR東日本所属のE127系普通電車が止まっていますが、この電車はJR東日本長野支社管内の路線と『えちごトキめき鉄道』でしか運用がないレア列車です。


思わずこういう写真を撮りたくなる。

383系電車とE127系電車が奏でるシンメトリーの構図。


E127系「先輩!半年間おつかれさまでした!」


383系「今年もあんまり乗ってくれる人いなかったな〜」


実はこの列車、基本的にいつも空いているそうです。

[当日の乗車数]

自由席車両:12人
指定席車両:3〜4人(各車両)
グリーン車:0人

コロナの影響もあるとは思いますが、大体平時でもこれくらいの乗車数みたいです。


 白馬14:52発


しなの84号は定刻通り白馬を出発します。

それではいつもと同じく、ワイドビューチャイムをお聞き下さい。



「84号」の部分は普段聞くことのない案内なのでちょっと新鮮。

白馬を出発すると、神城、信濃大町、穂高、豊科、松本、塩尻、木曽福島、中津川、多治見、千種、名古屋の順に停車します。


 神城停車



発車して約6分で神城駅に到着します。

2面3線構造の駅ですが、山側のホームは使われないので実質2面2線で運用されていて、1日の利用者は約40人程の小さな駅です。

かつてはあずさ号も停車していましたが、現在では通過となっています。


 仁科三湖は絶景



神城〜信濃大町間にある木崎湖、中綱湖、青木湖は仁科三湖と言って、四季が織りなす山々の風景を楽しめる絶景スポットになります。

向かって右側に見えるので、乗車するときは右側の窓際席をあらかじめ抑えておくのがススメ。


もし指定席を取る場合は、奇数番号の席を取ると窓枠が邪魔にならないので、大きな窓からふつくしい湖面の風景を堪能できます。


 信濃木崎で行き違い



信濃木崎駅では、対向する定期の普通列車と行き違いのため2分ほど停車します。

特急列車ですが臨時列車なので、あくまでも定期列車が優先のダイヤとなっています。

普通列車に待たされる特急列車というのもなかなか面白いですね。


 大糸線最大の信濃大町駅



神城駅を出発して約25分で信濃大町駅に到着します。

この駅は大北地域の観光拠点となる大糸線内最大のターミナル駅で、1日の利用者は約1,300人ほど。

バスタ新宿、大阪梅田ゆきなどの高速バス4路線が接続するほか、大糸線内の多くの普通列車は、この駅を基準に始発・終着列車が設定されています。

また自動改札機が大糸線内の駅で唯一導入されている駅です。


4番線にはE127系が止まっていますが、大糸線は本当にこの列車の宝庫ですね。


 車内の紹介


ここで383系電車の車内を少し紹介します。


座席には一般的な特急列車と同じ様なテーブルが備え付けられています。


フットレストの装備が普通車にも装備されているのはいいですね。


窓際席のフックはこんな感じでスライドさせることができます。


こんな感じのカーテンももちろんありますが、グリーン車のものとは少し色合いが違いますね。


座席はこのくらい倒すことができます。


座席をクロスさせることもできますが、383系電車は振り子特急なので、逆向きで座ると人によっては酔ってしまうかもしれないので注意して下さい。


肘掛けには灰皿がありますが、これは以前喫煙車両だったことの名残りです。

現在は全席禁煙なので使う事はできません。


車内にはスピーカーが10箇所も付いています。

自動放送のワイドビューチャイムがいつも爆音で流れてくるのはこのせいですね。


洗面台は電球色を使った温かみのある雰囲気になっていますが、なんとなく国鉄車両っぽい空気も漂います。


 穂高停車



信濃大町駅を出発して約17分で穂高駅に到着します。

ちょっと気づいたんですが、駅名板にちゃっかり長野県のご当地キャラ『アルクマ』の姿があります。

2019年に行われたゆるキャラグランプリ優勝の経歴の持ち主です。


 アルクマの宝庫?



穂高駅の次にとまる豊科駅では、対向する普通列車と行き違いのため再び2分ほど停車します。

ここでも特急が普通列車に待たされますが・・・よく見るとまた駅名板にちゃっかり『アルクマ』が居座ってますね(笑)

しかもさっきの穂高駅のとは少しデザインが違います!

実は南小谷までの全ての駅名版にはこんな感じでアルクマが描かれていて、E127系の宝庫でもありアルクマの宝庫でもある訳です。


 難読駅名『一日市場』



写真は、豊科〜松本間にある難読漢字で有名な一日市場(ひといちば)駅を通過中のものです。

もともとは明盛駅という名称で開業しましたが、開業後すぐに現在の名称に変更されたという経緯があります。

ここを過ぎると、松本まではあと少しです。


 篠ノ井線はお乗り換え




松本駅が近づくと、篠ノ井線の特急しなの号の乗り換え案内放送が流れます。

定期のしなの号の車内では絶対聞くことができないレアアナウンスですね。

松本には定刻通り15:59に到着です。


到着ホームは2番線。

ここは新宿ゆきのあずさ号も発着する特急ホームとなります。

松本駅は長野駅に次いで長野県第2位の利用者数を誇るターミナル駅で、新宿方面と名古屋方面に向けて30分〜1時間ヘッドで特急列車が発着し、全国各地の高速バスが発着する松本バスターミナルが隣接しています。


松本駅を発車後、すぐ右手の留置場には中央線特急から撤退したE257系あずさ号が停車しています。

現在となってはこのあずさ号もレア列車となってしまい、写真を撮りたくてもなかなかチャンスが無いのが残念です。


 塩尻駅で下車


始発の白馬駅からは約1時間20分ほどで、下車駅の塩尻駅に到着します。

本当は終点まで乗り潰したいところですが、今回は諸事情によりここまでとなります。

最後に定点カメラで撮影した、しなの号の駆け抜ける様をご覧ください。




今回の乗り鉄からスマホスタンドを携帯する様になったので、この様な定点撮影もブレが少なく、だいぶ綺麗に撮影できるようになりました。

今後の乗り鉄で重宝しそうです!



 まとめ


以上、白馬始発の臨時特急しなの84号名古屋ゆきに途中の塩尻まで乗車したときの記録をお伝えしました。

運行日が限られているので、乗車する場合は事前によく調べておく必要がありますが、基本的に空気輸送列車なので名古屋まで隣の人に気を遣わずにゆったり移動したい場合などにいいと思います。

ただし、定期のしなの号に比べるとゆっくりと走るダイヤに組まれていて、通常であれば2時間20分ほどで行ける松本〜名古屋間がこの列車だと2時間50分ほどかかるため、時間にゆとりがある人向けのしなの号となります。




私のブログをここまで閲覧していただき、ありがとうございます。

感謝してます。