2020年7月1日 コロナ禍での乗り鉄 | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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〜19:00更新〜

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去る2020年6月末日、1枚のきっぷが手に入りました。




岡谷岡谷行き

乗り鉄にはお馴染みの

『環状片道きっぷ』

です。


実はこのきっぷは、元安倍総理の10万円給付の一部で購入したきっぷ。

つまり安倍さんに買ってもらったきっぷです。



安倍総理に感謝!


そんな訳で、ちょうどコロナの第1波と第2波の境目にあたる7月1日に、約7ヶ月ぶりの乗り鉄を堪能しました。


 コース



今回のコースは図の通りで、中央東線、身延線を経由して富士から東海道本線に入り、三島から東海道新幹線、中央西線、中央東線経由で戻ってくるコース。

この日は茅ヶ崎にちょっとした用事があり、ただ行くだけなのも面白く無いので岡谷発→岡谷ゆき環状片道きっぷを用意して茅ヶ崎に向かいます。

その道中、三島で途中下車した扱いにして三島⇄茅ヶ崎間は別に乗車券を用意します。

なお今回のコースでは、途中

『富士→三島→新幹線』

経由できっぷを発券していますが、この部分はちょっとした小技を活用しています。


 環状片道きっぷの小技


東海道線は『新幹線と在来線が並行している区間』のため、東海道本線と東海道新幹線を経由する環状片道きっぷは発券できないルールがあります。


(例)東京と名古屋を往復する場合

東京→名古屋を東海道本線経由、名古屋→東京を東海道新幹線経由にして環状片道きっぷを発券することはできません。


しかし、図の区間は特例として『新幹線と在来線が並行していない区間』とされているため、東海道本線と東海道新幹線を経由する環状片道きっぷを発券することができます。

この様にする事で、『富士→静岡→新幹線』経由で環状片道きっぷを発券して、富士で途中下車扱いにして茅ヶ崎に向かう場合に比べて数百円運賃がおトクになる訳です。


せっかくなので、帰りは小田原から新幹線に乗車し、名古屋までこだま号のグリーン車を利用して太平洋側の車窓を楽しみながらのんびりと移動する事にました。


 コロナ禍での乗車率は?


旅行当日は2020年7月1日。

ちょうど、コロナウイルスの第一波が落ち着き、第二波が始まる前の感染者が比較的少なかった時期。

コロナ禍で優等列車の乗車状況はいかがなものでしょうか?

久しぶりの乗り鉄なので、これも実際に乗ってみて確かめます。


 乗り鉄記録


 7:06発 特急あずさ6号新宿ゆき



スタートは岡谷駅から。

いつもの見慣れたE353系の入線風景は、7ヶ月ぶりとあって少しドキドキします。

しかし、ホームはいつもより人が少なかった印象。



あずさ6号は松本を6:50に出発し、終点新宿には9:26到着。

この時間帯のあずさ号はビジネス・観光需要としていつもならそこそこ席が埋まりますが、乗車した車両には乗客は自分を含め3人ほど。

甲府に近づくと、通常なら座席上ランプは指定席発売を示す黄色ランプが多数点灯し、窓際席がほとんど埋まります。

しかし、今回は明らかに空席を示す赤色ランプの方が多く、やはりコロナの影響を感じます。

岡谷を出発して約50分で甲府に到着。


 8:45発 特急ふじかわ4号静岡ゆき



次は特急ふじかわ号で富士まで向かいます。

列車は373系電車3両編成での運用です。


飯田線の特急伊那路号や、静岡地区だとホームライナーや普通列車での運用もある電車。

私がきっぷを購入した際は、指定席は数席しか予約がありませんでしたが、普段はどの程度の利用があるのでしょうか?



自動放送はお馴染みのワイドビューチャイムから。

あずさ号の時もそうでしたが、聴き慣れた車掌さんの停車駅案内の後にコロナウイルスに関するアナウンスがあった。

変な例えですが、コロナウイルスの蔓延が第三次大戦だとするなら、まさしく今は戦時中。


戦時中にこんな事していいのか少し疑問が浮かびますが、いちおう今回の旅行ではマスクを着用し、携帯用の消毒スプレー、換えマスク、ビニール手袋を持参して行きました。

甲府を出発して1時間50分で富士に到着。


 普通・快速を乗り継ぐ



富士からは東海道本線の普通列車と快速を乗り継ぎ、茅ヶ崎まで向かいます。

海無し県(長野)の出身者の私にとっては、塩の香りの中で眺める駅名板はとても新鮮。


熱海駅前には足湯があります。

時間があれば下車して立ち寄るところですが今回はスルーします。


太平洋きたー!!

この景色が見たかった!

ちなみに当日は山梨県を出た辺りから雨が降っていました。

まさかこの雨が最終的には飯田線内の土砂崩れをはじめ、日本各地に甚大な被害をもたらす『令和2年7月豪雨』になるとは夢にも思わなかったです。

茅ヶ崎駅には12:44に到着。


 再び普通・快速を乗り継ぐ

茅ヶ崎での用事を済ませた後は、再び普通・快速列車を乗り継いで東海道本線を静岡方面に引き返します。

環状片道きっぷは三島から新幹線経由になっていますが、出発直前に三島までは戻らずに途中の小田原から新幹線のN700系に乗車する予定に変更したので、ひとまず小田原まで向かいます。


 15:05発 こだま733号名古屋ゆき

さて、小田原からはこだま号で名古屋まで向かいます。

コロナの影響で東海道新幹線は昨年より90%近く利用者が減ったそうだが、実際はどうなのでしょうか?


確かに全く人がいません。


時間帯も関係あるかは不明ですが、こだま号のグリーン車とはいえこんなに乗客がいないものなのでしょうか??

私の他には親子連れが1組とPCを広げたビジネスマンが1人いたのみ。

これはむしろ電車の中の方が密にならないのでは?という気さえします。

ちなみに他の車両もざっと見ましたが、各車両数名ずつの乗車でしたので、いちおう僅かながら利用客はいる模様。



しかしながら、久しぶりの鉄道旅行はコロナストレスの丁度良いガス抜きになります。

またコロナが収まったら乗りに来るぞ!

小田原からは2時間で名古屋に到着。


 17:40発 特急しなの21号長野ゆき

最後は特急しなの号。

写真を撮り忘れましたが、しなの号もあずさ号やこだま号と同じで乗客は車両内に数える程度。



名古屋からは2時間で塩尻に到着。

ホームでしなの号を見送りましたが、誰も乗っていない車両もありました

ちなみにこの日、しなの21号は8両編成に増結されていましたがこれだけ乗客が少ない状況で意味はあるのでしょうか?

最後は甲府方面に向かう普通列車で岡谷駅まで戻りました。


 コロナの影響


今回はコロナ禍での乗り鉄でしたが、この日に乗った優等列車の乗車状況は、率直な感想として通常期よりもかなり少なかった印象。

ふじかわ号は今回初めて乗車したので通常はどの程度の利用があるのか不明だが、空気輸送と化していたあずさ号やしなの号には正直驚いた。

また、東海道新幹線の利用客も90%減少の報道通り、以前に乗車した時よりも圧倒的に乗客が少なかった印象です。

今後は寒い季節に向かい、より一層コロナの影響が懸念されますが、安心して鉄道が利用できる様、終息を祈るばかりです。