【もしも旅行中電車が不通になってしまったら⁉︎】『無賃送還』という制度知っていますか? | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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〜19:00更新〜

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不定期更新となります。

よろしくお願いします。




番外編。



これは、2019年12月30日に
鉄道旅行をした際に初めて経験した

『無賃送還』

についての記録。


本編はこちら。


この日は新宿15:12発臨時特急あずさ81号松本行きに乗車するため、敢えて遠回りをして新宿駅に向かうことを計画していた。




飯田線、東海道本線経由新宿まで向かい、
臨時特急あずさ81号に乗る計画。


事前に用意した

『岡谷』発→『岡谷』行き

環状片道切符を使って




岡谷の始発電車からスタート。


すべり出しは順調だった。


以下乗り鉄記録。




【注】無賃送還についての記録を見たい方は
   半分ほどページを飛ばして下さい。








2019年12月30日午前6時19分。

岡谷駅跨線橋。




旅の始まりは2番線に停車中の普通列車。





朝の時間だが、まるで深夜の様だ。




真冬の中、「あずさ2号」は
信濃路ではなく東京へ向かう。

過去に“8:00ちょうどのあずさ2号”
新宿から松本まで運行されていたが、
いまは昔の話だ。




さて、まずは1本目。

6:37発 普通列車 天竜峡行き




地方路線で年末に始発駅から乗車する人は
どれくらいいるのだろうか。




2番線へ向かう。




向かいの3番線には

『快速ムーンライト信州』

の乗車口案内がある。



もう2度と運転されることはない列車。




飯田駅までは3時間の旅だ。

ゆっくりと飯田線の長閑な風景を楽しむ。

年末とあって、車内は自分の他に
2人の乗客がいたのみだった。




普通列車天竜峡行きは岡谷を出発後
各駅に停車する。




辰野駅は飯田線と中央線の乗り換え駅。

2018年9月にみどりの窓口が廃止され、
少し寂しくなってしまった。




辰野町新町付近。

徐々に夜が明けていく。




駅。




無人駅のため使った切符は回収箱に入れる。

普段都市部の鉄道を利用する人には、
あまり馴染みがない設備かもしれない。




“にゃんぱく宣言”

以前飯田線を利用した時にあった広告も、
初詣の広告に変わっていた。




途中から雪が降り始めたが、
ここまでは順調であった。




だが!




切符の検札に来た車掌さんの一言で硬直。



「天竜峡から先は不通になっている
         ことはご存知ですか?」



なんと飯田線はこの日
天竜峡平岡間で倒木により運転見合わせ。


豊橋まで行けなくなってしまった!




↓↓↓当日の中日新聞↓↓↓





鉄道旅行のトラブルで一番困るのが事故や災害による不通や運休だ。


車掌さんに事情を説明した後、

無賃送還

という制度の使用を勧められた。




【無賃送還とは】

旅行途中に災害などやむを得ない理由で目的地に行けなくなった場合、全ての切符を手数料なしで全額払い戻してくれるのに加え、最初に利用した駅までタダで戻る事ができる制度。

参考:JR旅客営業規則第282条〜第284条





この制度の適用によって、この後乗車予定の


・特急 伊那路2号豊橋行き
・新幹線 ひかり518号東京行き


これらの指定券を
無償で全額払い戻し


さらに!


環状片道切符
無償で全額払い戻し


そして!


岡谷に戻るまでの
運賃全額免除


となった。






【無賃送還のポイント】

今回は旅行中止扱いとしてもらったので、指定券のみならず乗車券も払い戻してもらえた。
しかし、今回の不通はお昼過ぎに解消されたので、仮に旅行を継続していた場合は指定券の払い戻しは対応してもらえるが、乗車券の払い戻しは対応外となる。

旅行中止にするか無理矢理継続するかで、対応が変わるので、リスクを抑えるなら旅行中止の判断をする方が賢明である。










さて、払い戻しは済んだが

このままでは終われない!

別のプランで新宿に向かう為作戦を練る。












こちらは所変わって松本市松本駅






次の作戦はここから

10:10発あずさ12号で新宿に向かう事に。




仕方がないので、今日は新旧あずさ号を
乗り潰す計画に変更した。

NO.2へ続く。