今問題になっているAIJ投資顧問
浅川社長と女性取締役が9年間に受けた報酬はなんと45億円。
最初私が知っていたのは月収600万円。ということは年収7200万円かと思ったらそれ以外の報酬が2、3億円程あったのでしょうね。
本当に儲かっておれば文句は言いませんが、実際は2004年3月から損失が出始めているのに虚偽の報告をしていたという話です。
集めたお金は2000億円と言っていますが実際は1500億円で損失は1092億円。
そしてその残高はたったの81億円しかない。
運用損がほとんどでしょうが・・・
ひょっとして暴力団とのつながりもあるんじゃないでしょうか。
浅川社長はもともと野村証券にいた人で、印象は悪くなかったそうです。
それがこんな事態。
収支報告書すら偽造していたそうですから、隠ぺい工作には会計士など相当な口止めの圧力を与えていたはずです。
そこまで出来るということは、
・これが明るみになると年金だけに国が大変な事になる
・なにか文句が言えない組織などの圧力があった
というようなことがあったのではないでしょうか。
【株は賭け事ですよ】
AIJの社長は、「逆張り」っていう買い方をしていたそうな。
私は株の専門家ではありませんが、逆張りっていうのは株価が下がってきた時に『いつが底値か』を見極めて買う方法。(空売りとはちがいますね)
仮に底値をうまく見極めて買えたとしても、その後株価が上昇して、またいつか下がってくるわけでしょうが、そこで何時売るかという問題もありますよね。
なんで私が『株は賭け事』と言ったかというと、例えば
競馬では、競馬新聞を見てこれが来るだろうと予想して賭ける。または当日のラッキー枠順や、人気で傾向を掴んで賭けるかを決める。
などということをしています。景気には左右されないでしょうが天気には左右されるでしょう。
株も四季報などの情報やチャートを見て賭けたり、傾向を掴んで見かけは『賭ける』ではなくて『投資する』わけでしょう。天気にはあまり左右はされないでしょうが景気には左右されます。
よく株は下がって負けても幾何かは帰ってくるけれど競馬は負けたら紙切れと言われます。
けれど、不確定なものに対して、見返りを狙ってお金を投入するときの心理というのは
どちらも同じ
ということじゃないですか。こここそが『賭け』なんですから。
お金や心に余裕がなくて投資や賭け事を行うと、
競馬なら買う時に少しでも見返りの高い馬券を買ってしまうでしょうし、
株ならもう少し値が上がってからと、売るときに欲を張ってしまって機会を逃すでしょう。
いくら冷静に構えたって無駄なのですよ。
お金に余裕を持ってそれに甘えて賭ける時と、お金がない時に賭ける馬券は当たりません。
当たる時って心中が賭ける本人ではないかのようにクールで、自分の感が流れに合っている時だけでしょう。
当たる時は一瞬ですが不思議なほど当たります。私も三連単を4回連続で当たったことがあります。確率的には驚異的な確立になりますが、流れがその時だけ結果と一致しただけのことです。
色々研究したからではなくて自分の予想と実際の結果が一瞬だけたまたま合致しただけのことなのです。
株だってそうですよ。売り買いのタイミングが株価の波にたまたま合っていただけですよ。
プロはそれを自分の力だと豪語する。・・・そんな訳ないでしょう。
それだったら皆競馬新聞の通りに賭けるし、どの紙面も同じになるはずです。
勝ち馬と殿馬の差はせいぜい1,2秒で、そんなの流れやミスでガラッと変わります。予想できるわけがない。
賭けたい人のための気休めの根拠というだけです。
1500億もの金があるときは真剣さがかけているからうまくゆかないし、負けると取り返そうとするから売り時を間違える。
AIJ,だって、競馬で負ける輩だって、この間の大王製紙の元会長のカジノだって一緒。
焦って焦ってどんどんつぎ込み出す。
こんなことに
プロもヘッタクレもあるわけないでしょうが!
昔の豊田商事事件や、アメリカではケネディー暗殺事件のように、誰かに殺される可能性も大きいと感じています。もしそうなったら後ろに黒幕がいたってことですかね。
何も起こらないなら大王製紙の御曹司と一緒。
こんなのがほかにも沢山あるはずですよ。
困った問題です。