自分の意見が通らなかったり、自分の考えを受け入れてもらえなかったとき、人はイライラしひいては怒りや妬みの感情へと変化させていく。

しかしこれはネガティブな反応であり、自分の許容範囲が狭い、心が狭いということを表している。許容範囲が広ければ「へえ、そんな反応するんだ」、「ほう、面白いことを言うもんだ」とポジティブな反応しか起こらず、怒りなどは湧いてこない。

 

ということは知っていても、実際はそう簡単に割り切れない。自分の経験で得たものがすべてで、それ以外の出来事・考えは容認できないということが多すぎる。まだまだ自分自身の思考基盤をわかってなく狭い枠の中で自称を判断しているのだろう。自分の行動を客観的に見ることができれば、『なんて低レベルなことをやっているんだ』とあきれることだろうが、そこに主観が入り込んでくると『そうだよな、それは当然だよ』と自己擁護になる。

 

許容範囲を広げ多くを受け入れていくことが、人生をワクワク過ごす猷なのだろう。