2月に入って、M大、H大、D大のセンター利用合格と地方受験で受けたM大の一般入試合格が判明する。
「センターでマークミスがなかったということやな。安心したわ」
が次男の感想だった。

運命の阪大受験。
結果は。。。。。。。。。。。
「最悪やわ。数学が1完しか出来んかった。全く手ごたえがないわ」
と落ち込んでいる。さすがに掛ける言葉もなかった。
「掲示板でも数学簡単やったって書かれてる。俺は44点位しか取れてないわ。終わりや。。。。。」
実際、各予備校の講評を見ても阪大文系数学は明らかに易化だった。
まさに最も恐れていたパターンである。
次男が言う掲示板を見ると
「数学3完!」
「簡単すぎた!」
「合格者平均点80点超えやろ」
などの書き込みが並んでいる。
しかし、本当にそうなのか。
私は独自にA方式、C方式で試算してみた。
次男の数学の自己採点と英語、国語の想定点、掲示板の書き込みが正しいとした場合の他の受験生の数学の想定点等により試算。
その結果、C方式では苦しいがA方式ではなんとか合格しているという結果となった。
結果は次男には伝えなかった。
受験のプロでもない私の試算結果など、今の次男には気休めにもならない。
それよりもダメだった時のことを考えて後期の横国大受験に向けて次男のモチベーションを高める必要がある。
阪大受験の時と同様、過去5年分の合格最低点と次男のセンター得点率から横国大の2次で最低何点が必要かを纏めた資料を渡す。
「横国大経済の後期は英語だけやからな。おまえの大得意の英語だけやから。心配せんでも大丈夫やわ」
「うん。まあ、そうなんやけど、横国大も受かる気がせんわ」
次男の落ち込んだ様子を見る度に私も不安になっていく。
丁度、同じ頃、長男に想定外のトラブルが発生した。
私は思わず同期で親友のKに愚痴ってしまった。
Kもトラブルを抱え苦しい状況だったにも関わらず、随分と励ましてくれた。
Kよ、おまえって奴は本当に素晴らしいよ。
と同時に私自身の未熟さを思い知る。