11月中旬
次男にオファーを出していただいている柔道強豪校の先生から中学の先生へ正式に挨拶があったと連絡があった。
次男が希望すればスポーツ推薦枠でなく一般枠として優先的に扱っていただけるそうだ。有難い話だ。
それと合わせて次男が希望する§§高校についても、柔道の実績と実力テストの成績から次男が希望すれば一般枠でも入学が可能とのことだった。
塾のH先生に相談すると
「それは非常に良い話ですね。§§高校を希望しているなら是非、この話を受けてはどうでしょうか」
とのこと。
次男はさぞ喜ぶかと思いきや、あまり興味を示さない。
つい最近まで明確に
「§§高校に行って柔道がしたい。その後は関関同立クラスの大学へ進学したい」
と言っていたのに。
勉強を始めて1ヶ月半で次男の思考は大きく変化していた。
担任の先生から次男に上記2件の確認があり、家族会議を開いた。
次男の言葉はまさに想定外の驚くべきものだった。
「俺、柔道は辞めるわ。大学は勉強で行くわ」
思わず妻と顔を見合わせ、次男に何度も意思を確認した。
次男は
「高校で柔道はやってられんわ。俺は勉強で出来るだけ上のレベルの大学を目指すわ」
と言い切った。
つい1ヶ月前までは想定も出来なかった展開である。
すぐにオファーをいただいていた柔道強豪校の先生に断りの連絡をした。
担任の先生にも§§高校への推薦をお断りした。
担任の先生は
「本当に思考がどんどん変化していますね」
と言っていた。
こうして次男は柔道の実績による高校進学という退路を完全に断った。