10月に入って以降、実はいくつかの柔道強豪校からオファーをいただいていた。
やはり、柔道の世界は狭いようで事情を知った先生から
「うちに来ないか」
と連絡があったのだ。
次男を柔道部に入れるな!というA先生からの圧力がかかった高校も実際にあったそうだ。
全く呆れるしかないが、そういう世界なのだろう。
「そんなの関係ないので。是非、うちで頑張ってください」
と言ってくれる先生ばかりで本当に有難かった。
東京で大学生活を送っている長男からも何度か連絡があり、次男の進路を心配していた。
「俺は高校で空手を辞めたことを後悔したからそんな思いはして欲しくないわ」
と言っていた。
(長男は中学時代までフルコンタクト空手の大会で何度も優勝していた。極真時代の元大関の貴景勝関とも対戦)
次男にオファーのことを伝えると最初は嬉しそうにしていたが、徐々にそっけなくなっていった。
そして、当初は☆☆高校への進学を希望していたが、10月下旬になると
「☆☆高校より勉強のレベルの高い§§高校へ行きたい。スポーツ枠ではなく一般枠で入学して柔道する。§§高校ならそのままΣΣ大学へ進学(関関同立の中の大学)出来る。俺も高校時代は文武両道で頑張って関関同立クラスの大学へは行きたい」
と言い始めたのだ。
塾のH先生からは
「§§高校は偏差値61だから、まずは☆☆高校を目指そう」
と言われたが、次男の頭にはもう☆☆高校はなかった。
ここから次男の快進撃が始まる。