以下、引用
備前市長「昨年末、全小中学生にタブレットを配布した。遅れていると思ったら、全国初だった。」企業出身の吉村さんからみれば、当たり前のことだったんですね。
荒川区長「議会を通すには、校長や教育委員会に理解者がいることが重要。その声が力になる。」西川さんは豪腕で突破しているだけではなく、対話で進めているんですね。
つくば市長「タブレット利用に関し、保護者が期待してくれている。整備が遅れた学校の保護者から心配の声が上がる。これが重要。」議会、学校そして保護者の理解が不可欠です。
荒川区長が「供給価格を下げろ」と企業に呼びかけます。ですね。そのためには需要を高め大量発注する必要があります。DiTTとして、まとめ売買の方法があるかどうか、検討します。
以前このシンポで、コスト下げのため「一人一年1万円」構想が打ち出されました。自治体・学校と企業とがテーブルにつけるサービス設計をこれからも続けます。
しかし、お金がかかると尻込みする自治体も多いですよね?
備前市長「いや、財源は首長の思いがあればついてくる。」
首長のやる気の問題なんですね!ぜひその熱を全国に伝えていただきたく。
でも、教育は票にならん、という声も聞くのですが?
荒川区長「いや、教育は票になるんだ。タブレット教育と学校図書館拡充の効果もあり、荒川区には世帯流入が増えた。」スゴい!この情報も全国に発信しましょう。
5年前にDiTTが「1人1台、ネット整備、デジタル教科書」の3提言をした時には、反発が強かった。タブーだと言われたものです。だが、これはもう「目標」に変わりました。
でもまだ教育情報化にはタブーがあります。例えば、タブレット配付の次に「BYOD」をどう見据えるのか。つまり、(配る)教科書なのか、(買う)ランドセルなのか。
学校をネットにつなぐところまでは来た。だが、「クラウド」化はどうするか。これもどうやらまだタブー。学校でデジタル教材・教科書を使うところまでは来た。だが、「SNS」はどうか。これもタブー。学校で発生するビッグデータはどう扱うか。タブー。
荒川区長「教育ビッグデータの活用を考えているんだ。」おお、いよいよ教育ビッグデータの議論ができるようになりましたか。現場が状況を変えていってくれてるんですね!こういう議論に取り組む時期ですよね。
はい。ここまでがニュースの引用です。
急速に進むグローバル化 という言葉はよく聞きますが、私はその実態は掴めずにいました。
学生時代に、授業場面におけるPC教材の導入についてのレポートを書いたことがあります。
あくまでも動機付けの観点からの考察だったのですが、やはり賛成の立場で私なりに論じました。
確かに、導入には様々な問題もあるでしょう。
例えば、昨今ニュースでも見かけますが、LINEいじめなどへの対処。
教育者側が対処法を知らないから対処できないのです。
日本人って、変化を恐れる傾向がありますよね。
あるいは、娯楽と勉強の差別化。
PCやタブレットはその便利さ故に、勉強にも娯楽にも用いることができます。
この問題に関しては、そもそも差別化する必要があるのかどうか、もう一度考える必要があると思います。
学生時代、動機付けに関する研究をした私からすれば、これは大きな問題です。
勉強を勉強と思うと、勉強の為の勉強しかしなくなり、そこにメリットはない。というのが私の主張です。
もっと気を楽にして考えましょう。好きこそ物の上手なれという諺がありますが、全くその通りです。
辛いだけの勉強なんて好きになれる人は多くありません。誰だって楽しいほうがいいに決まっています。
少し話が逸れましたが、グローバル化、グローバル化と言われる現代において教職を志す者として、考察しておきたかったのでブログに上げました。
世の中は便利さを追求していきます。
これは間違いなく真理です。
世の中の真理に、教育が当てはまらないはずがないんです。
教育が便利になって、誰が困るのでしょう。
確かにデメリットもたくさんありますが、メリットとデメリットをよく考えた上で、柔軟に流れていくのが現代人であり、私たちです。
ガラケーからスマホにかえることで、充電の消費速度は速くなりましたよ?
月々の料金もあがりましたよ?
ガラケーには通信制限はありませんでしたよ?
機種代はガラケーのほうが断然安いですよ?
デメリットはたくさんあるけれど、それを差し引いてもスマホのほうが便利だから、みんなスマホを買うのです。
現代に生きるのに必要なのは柔軟性であり、多くの日本人に欠けているものだと思います。
