　こんにちは、tasanです。前回2024年10月、衆院選の時期から4か月が経ちました。2月になりまして、明けましておめでとうございます（遅）。今年もよろしくお願いします。

　こう、景気が悪いとおめでとうとは思えないのですが、とりあえず新年の挨拶ラッシュでは非常に使える文言です。

　さて、あれからどうなったか？過ぎたことはどうとでも言える、ということで、誰でも落ち着いた評価を冷静に眺めることができますね。そのくらいが理解を深めるのに丁度いいのではないか、と思ったりします。

　１月に一度記事を書いたのですが、もう少し落ち着けたいと削除しました。のんびりしすぎかもしれませんが、ペースにこだわっていないのでＯＫです。急いで最新の話を取り上げる、のがミスの元ですからね。

　では選挙結果のグラフです。出馬人数と当選率を出してみました。青枠でまず驚くのは、共産党が立憲や維新並みに出馬していることです。

　そして自民党だけでも、別に450の全議席分、出馬しているわけではない、というのもひとつのポイントです。

　次に当選率に移ると、赤い横線になるので、自民や公明や立憲、それに加えて、国民民主が高いです。

　そして、維新と共産は、出馬数に対して、悲惨という他ありませんね。でも、維新とれいわは同じくらいなのです。れいわもまだまだという他ありません。

　ただし、これは比例ブロックと、小選挙区を合わせた話なので、それを見ると、また印象がことなります。

　青枠が立候補者数なのは変わりありませんが、オレンジが小選挙区、緑が比例ブロックです。それで議員の増加率です。

　すると、小選挙区は地元選挙で、この３人から選べ、みたいな形ですが、比例ブロックだと、好きな政党に入れていいよ、となります。

　まずオレンジの小区では、立憲と国民民主が勝っているんですね。限られた選択肢の中では彼らが選ばれています。

　次に緑の比例で、選択の余地が大きいと国民民主とれいわになります。

　国民民主はどちらでも選ばれたものの、立憲は他の選択肢があると、支持を得られない、ということがわかりました。これがよく報道されていた内容ですね。

　増加率なので、自民や公明はどちらでも議員を減らしました。全体の席数は450と決まっているので、当然反比例となります。

　維新は小区の限定区域では勝っているものの、こちらも自由選択の余地が広が江ると、一番大敗した形です。

　共産もそうですね。小区では変動ないものの、自由選択で選ばれませんでした。

　れいわは自由選択の余地で選択肢が与えられた途端、一気に支持を集めたと見ることができるでしょう。小区は増員取れなかったんですね。

　とはいえ、１つ目のグラフのオレンジを見れば、当選者の絶対数は自民、立憲が圧倒的に多く、大きく溝を開けて、公明、維新、国民民主が次点にいます。

　こんな感じですね。しかし、立憲や国民民主は勝ち過ぎて狼狽えていました。今では立憲は自民党より予算削減を主張しています。国民民主は消費税５％を言わなくなり、ガソリンの二重課税やトリガー条項を言わなくなりました。

　103万円の壁は123万円で閣議決定し、社会保険料106万円の壁については、それ以下の人たちからも取る、という方向性になりました。

　共産党はSNS対策を強化すると述べ、しかし年初かられいわの三好りょうさんにデマ攻勢を仕掛け、党のアカウントまで便乗する始末。維新は改めて竹中平蔵を起用することに決定しました。

　自民党は減税する気がなく、公約も守らなくていいと総理大臣が述べてしまいました。また、お返しする税金もないと。いやはや。もうね。

　公明党をはじめ、103万円の壁の話になると、そう下げられるものではない、と様々な議員や知事や市長が付和雷同。国の借金ガーにハマっている人たちですね。

　なんというか、まぁ、惨憺たる有様ですね。こうやって落ち着いて眺めてしまうと。だから日本は茶番政党だというわけです。

　国民民主にも積極財政でSNSで支持された議員さんもいたようですが、党の方から黙れ、ともなってしまったようです。至極普通のことしか書いてなかったのに。

　この辺、立憲も国民民主も変わりないように思います。私はいつもの政治のガス抜きにしか見えません。例によってれいわしかないと思うわけですね。

　さて、それで2025年は参議院選挙です。今度の比例選挙は全国です。東北とか九州とか、地方ブロックではありません。

　久しぶりに三橋さんのブログツイートが流れてきて読みましたが、要するに、全員がライバルということになります。

　それは、東北ブロックの自民党はこの人だから、この人を集中的に応援して勝たせよう、あっちの候補者の評判を下げよう、なんてことがやりにくくなります。

　個人戦ですからね。自民党候補者も、他の自民党候補者に勝たねばなりません。全国ネットに強いれいわ有利ですね。もちろん、

　小区の議席の方が最終的には多いので、どこかでそれを勝ち取っていかなくては最後には多数派になることはできませんが、まぁ少数政党にとってはまずどこで勝ってもいい話ですね。

>>余談

　あまり経済の話ができませんでしたが、また次回にでも。潜在GDPや購買力平価について最近改めて見直したのでその辺を。

　昨年後半は書籍のような長文構成で経済の説明の体系化を考えていましたが、書いてるうちにあれもこれも修正したくなって、終わりませんでした。

　それはそれでまた説明の改良や最適化、わかりやすい例えができたのですが、、さてはて（研究できるが無限ループ）。

　経済に関心を寄せて10年は経ちましたが、当初から私の思う体系化は見ないなぁと思うわけで、どこかでまとめていけたらなとゆるゆる考えております。

2024衆院選の振り返りと2025参院選