前日医者に言われた通り、半分の量の薬液を垂らす予定だったが・・・
やはり前日のあのバクバクとした心拍を経験すると、半分の量でも抵抗があるので

さらに少ない3分の1の量を舌の下に垂らしてみた。


あ・・・
やばい・・・・


口に入れて1分もしない間に、心臓がまたバクバク!
持久走走った後よりも、やばい脈
頭までクラッとし始める・・・

これは、昨日よりやばい!
とりあえず横になろう・・・

横になろうと1歩、歩き出した時には、両手足の感覚がなくなっていく
まだ動かせるけど、完全にしびれている


やばい、やばい
なんか、意識まで遠くなってきた・・・

これはもうダメだ。
このまま死ぬかも。


そして母にTEL
「救急車を・・・」



心の中でやばい、やばいと思いながらも・・・
目をつぶったら、もう2度と開けれない気がして、ひたすら呼吸を整えようと冷静に冷静に天井を見ていた



しばらくして、救急車で運ばれた

救急車の中でだんだんと脈がおさまってきて意識もはっきりとしてくる
ただ体温は35度と低く、全身ガタガタと震えていたので、毛布でくるまれていた。


しかし、病院につく頃には・・・
震えもおさまり、意識もはっきり、脈も戻る!
ひどく疲労感を感じている以外は、いたって普通の人。


こんな事で救急車を呼んでしまった事に、罪悪感を感じまくり、先生と救急隊員にひたすら謝る私。

薬のショック症状は、投与後すぐ出るし、救急車を呼んでも問題ないと。
先生も救急隊員も優しい。

病院で色々検査して、2時間後にはまた自宅にいるという。
さっきの壮絶な状態は夢?

前日のバクバクした心拍も、確かにすぐおさまったな。と、今になって思い出す。
今回の症状の時間は、おそらく30分程
たかだか30分。しかし命の危機を感じた30分でした。

落ち着いてから、耳鼻科の先生に相談しましたが、やはり舌下免疫療法はもうやめる事になりました。

スギ花粉が治らない事は悲しいですが、あんな壮絶なのはもう嫌!
保管していた薬は、すぐに捨てました。
見るのも嫌!

心拍が早くなって、病院に行った日に、薬をやめていれば良かった。
翌日救急車で運ばれた時の症状は、前日の何倍もの重い症状だった。

3分の1に減らした薬を、もし全量口に入れていたら、死んでいたのかな?
そう思うと、先生の言った半量よりも、勝手に少なくしてよかったとも思う。



怖かった。
ただただ怖かった。