咲より 最後に
スタッフ、関係者にファンのみんな
本当にありがとう
出逢ってくれて
本当に
ありがとう
最後のライブでたくさんの愛情にふれて
みんなのことをたくさん感じて
たくさん考えて…
みんなひとりひとりに伝えます
今まで活動を通して真剣に伝えてきた
人として大切なこと
とか
心の在り方
とか…
俺は誰かの支えになりたくて
居場所になりたくて
精一杯頑張って活動して
考えて行動して…
いたつもりだったのかもしれない。
結局
みんなの居場所のひとつを
自らの手で奪ってしまった
…いや違う
守れなかった
きみとは
生まれた場所も
時間も
すべてが違う者同士だったけれど
少しずつ
その違い、距離を修正して
長い月日をかけて
お互いに
やっと出逢えた
それなのに
また別々になってしまう
離れ離れになってしまうよ
ついこの間まで
孤独に苛まれて
地獄のような毎日を生きていたけれど
みんなの笑顔を見たり
声を聞いたり
手紙や
メッセージを読んだりしているうちに
勇気っていうのかな
活きる力をもらえて
頑張れるのかな
そんな風に思えるようになってきたんだ
その勇気をもって
闇から一歩外の世界出れば
沢山の優しさや愛情があって
素晴らしい人たちに囲まれていた。
俺は幸せ者かもしれないって思えてきた。
バンドがなくなることは
○が×になっただけ
なんていう現実的で物理的な理屈じゃなくて
大切な人を目の前で失った
感覚に近い
さぁ終わった
気持ち切り替えていこう!
なんて
気軽には言えないし
考えていても仕方のないこと
ともとらえられない。
今はまだ
必当然的な感情に支配されているよ
でも
これも運命なのか
気づけばもう2009年も終わるね。
ずっと苦しんではいられないみたいだよ。
時には
強引に
意識して
悲しみや苦しみを忘れようとすることや
無理やり、前向きに生きようとすることが大切だったりする。
それを今は自分に言い聞かせようとしてるみたいだ。
新しい年
2010年がすぐそこまでやってきているよ。
今までのように
笑えるかはわからない。
だけど
また
みんなと出会える空間をつくれたなら
責任を持って
きみを連れていくよ。
確かなことは
俺は決して自らの手で
きみを手放したりはしないから。
今までもこれからも。
Mary-Aで伝えたことを思い出して
もしも
いつの日か
僕が居なくなっても
君は笑って
生きていてほしい
今まで、ありがとう
2009年12月30日 -tarrot- 咲
http://ameblo.jp/tarrot-saki/