記憶の森灰色の霧が降る森に 夢の木は立つ幹をくねらせ 雨にさらされ立っているほの暗い森を ひゅうひゅうと 黒い風が 駆け抜ける夢の葉を 散らしながら駆け抜けていく老木は ただ黙って風を見送る遠いむかしに 青い風と交わした 夢のはなしもうこの森に あの青い風は 吹かないカサカサと 今日も夢の落ち葉を 黒い風がはこぶ遠くに 青い風の 谺をきいた夢の木が立つ森 記憶になった夢…