もう女房とは数十年前から会話もない。
そしてこの二十数年間、自分の食事は自分で作って食べてきた。
だから食事の時はいつも1人。
それが可哀想とかの同情をしてもらおうとは思っていない。
年齢もすでに年金をもらえる年になってきたので
食費、食材の購入は別々である。
その他、家にかかる経費全部は私から支払いをしてる。
でも、私の年金は7万/月ちょっとで女房は6万/月。
どう考えても同列には考えられない。
先日、夕食の支度をしていたら
数ヶ月ぶりに女房が声をかけてきた。
(一軒の家のなでも別居状態)
ちょっと驚きましたが、「キッチンに置いてある醤油は使ってもいいから、
使わないと傷んでしまう」と言ってきた。
調味料なども全て自分用を買っているのを知ってるくせに
傷むから使ってもいいってことかと呆れた(笑)。
数年前までは塩、醤油は女房が買ってきたものを使っていたが、
ある日突然、調味料の置き場所を変えていた。
それは私には使うなとのサインだと思っている。
それからは、女房のものは一切触れることなく生活をしてきた。
私は癌である。
十数年前に発病して現在まで通院をしながら生き伸びている。
医学の発達は素晴らしいもので、近年は薬で対処できる。
しかし、一時は死を覚悟した時もあった。
長生きはしたいし、遊びたいし、楽しみたい生活をするために
まだ仕事をしてる。
仕事をしないと生活できないのが現実ではある。
いつまで生きるのか
これからもこの状態で生活をして行くだろうが
人生の最終章はどうなるんだろう?