たろの中国滞在記 備忘録 taroszcn

たろの中国滞在記 備忘録 taroszcn

何かと物忘れの激しい年齢となりました。
日本を離れ中国で生活していた頃の思い出を忘れないうちに綴ります。

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

 

24日、中国東部の江蘇省蘇州市で、日本人の親子が中国人とみられる男に刃物で切り付けられた事件で、25日午後、蘇州市の警察当局は、今回の襲撃事件で52才の男を現行犯逮捕していたと初めて発表しました

 

 

2年ぶりのブログとなります。

 

中国に家族で滞在のリスクを真面目に書きたいと思います。

特にお子様も一緒の方は色々考え直す機会になればと思います。

 

事件のあった場所は蘇州新区でも一等地のシャングリラホテルの南。

人通りの多いバス停です。

詳しい時間は解りませんが、日本人学校が終わり学校からはバスで5分程度の場所ですので

15:30~16:00位の時間ではないでしょうか。まだ白昼で明るい時間だと考えられます。

上記のバス停が事件現場

 

ご怪我をされた親子の方、勇気ある中国人女性のお早い回復を心よりお祈りいたします。

 

バス停の道を挟んだ方に駐在員家族や日本人学校の教師等が住む呉宮麗都や名城花園などの高級マンションです。

私自身も中国では北京、大連、東莞、広州、蘇州、上海と住み蘇州は中国の中ではずば抜けて治安のいい場所だと思います。

しかし、中国の中ではと言う話で、日本と比べれば、、、とのいう話になります。

 

私の子供が蘇州日本人学校に通っていた頃は生徒が700人か800人位いたと思います。

こんなに多くの子供たちが通っているのに給食はなく、飲料水も持参でした。

何故、給食が出せないのかと言うと給食を提供する場合はたとえ学校内で調理できたとしても

食材調達等、何処かで中国人の手を借りる事となり、反日教育の進んだ中国で万が一、毒を盛られた場合は

全生徒と教師、スタッフが全滅するので出せないという事でした。

 

無論、送り迎えは必須でスクールバスが経由する高級住宅地の場合はバス通学

(駐在で来ている場合は皆さん中国の免許をお持ちでないので当然かと思います)

私のように高級住宅地に住んでいない場合は自力での送迎になります。

私の場合は私が車で送るか奥さんが送るか、どうしても出来ない時は会社の従業員に

送ってもらい下校時のお迎えはほぼ奥さんが車で迎えに行っていました。

 

お子さんも日本とは違い学校から帰ったら、中島君が「磯野、野球やろうぜ」なんて

気軽に誘えません。子供同士で親の同伴無く近くの公園で遊ぶことも出来ません。

(日本人の子供が1人、2人で歩いていたら誘拐されるかも という思考になってしまう、それが中国です。)

 

私が日本に帰国することにした理由は決して一つではありません。

しかし、大きな一つの原因として子育ての環境があります。

勿論、色んな方が色んな事情で中国に家族で駐在、住んでいる事は承知しております。

今回の不幸な事件を切っ掛けに御一考してみて下さい。